2020 Fiscal Year Research-status Report
口腔がんにおけるネオアンチゲンの同定と新規個別化がんワクチン療法の開発
Project/Area Number |
20K18730
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
平山 真敏 熊本大学, 病院, 医員 (50779171)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 口腔がん / 癌ペプチドワクチン療法 / 免疫チェックポイント阻害薬 |
Outline of Annual Research Achievements |
口腔癌におけるネオアンチゲンの同定を行うことを研究目的としているが、その前実験として口腔癌患者における免疫プロファイルを解析することとした。熊本大学病院歯科口腔外科を受診した口腔癌患者の中で異時性に口腔癌が出現した患者を抽出し、その手術検体を用いてCD3、CD8、HLA class I の免疫組織染色を行った。今後は、口腔癌患者から採取した臨床検体(末梢血単核球:PBMC)を用いて、Flowcytometry によるPBMC中の免疫関連細胞 (CTLやナチュラルキラー細胞、M2マクロファージ、制御性T細胞など) の解析と患者の栄養状態との関連や、放射線治療前後のT細胞レセプターのクローン性の解析を行い、さらに口腔癌患者における免疫プロファイルの解析を進める予定である。 これらの結果が判明した後、口腔癌におけるネオアンチゲンの同定を行いたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初は最初から口腔癌におけるネオアンチゲンの同定を行うことを考えていたが、その前実験として口腔癌患者における免疫プロファイルを解析することとした。現在は、熊本大学病院歯科口腔外科を受診した口腔癌患者の中で異時性に口腔癌が出現した患者を抽出し、その手術検体を用いてCD3、CD8、HLA class I の免疫組織染色を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
口腔癌患者から採取した臨床検体(末梢血単核球:PBMC)を用いて、Flowcytometry によるPBMC中の免疫関連細胞 (CTLやナチュラルキラー細胞、M2マクロファージ、制御性T細胞など) の解析と患者の栄養状態との関連や、放射線治療前後のT細胞レセプターのクローン性の解析を行い、さらに口腔癌患者における免疫プロファイルの解析を進める予定である。 これらの結果が判明した後、口腔癌におけるネオアンチゲンの同定を行いたい。
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Causes of Carryover |
次年度使用額についてはほぼ実験費用に使用し少額であった。次年度については、口腔患者の末梢血を用いたT細胞レセプター解析に助成金を使用する予定である。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Efficacy of adjuvant chemotherapy with S-1 in stage II oral squamous cell carcinoma patients: A comparative study using the propensity score matching method2020
Author(s)
Ryoji Yoshida, Masashi Nagata, Akiyuki Hirosue, Kenta Kawahara, Masafumi Nakamoto, Masatoshi Hirayama, Nozomu Takahashi, Yuichiro Matsuoka, Junki Sakata, Hikaru Nakashima, Hidetaka Arita, Akimitsu Hiraki, Masanori Shinohara, Ken Kikuchi, Hideki Nakayama
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Journal Title
PLoS One
Volume: 15
Pages: e0231656
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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