2021 Fiscal Year Research-status Report
活性型ビタミンD3誘導体:エルデカルシトールの骨破壊性疾患の治療への応用
Project/Area Number |
20K18737
|
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
森田 麻友 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (30624639)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 骨代謝 / VD3 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、VDと骨に対する研究において、破骨細胞を骨に近づけないようにすることで、骨吸収を抑制していると報告された。VDの生理学的作用は、多岐にわたるが、我々は、炎症性の骨破壊疾患に着目した。申請者らは、ビスホスホネート(ゾレンドロネート500ug/kg/week)を投与したマウスに抜歯を行い、顎骨壊死モデルを作製した。ゾレンドロネートを投与する1週間前にVD3もしくはED71を投与すると、骨壊死を抑制することをin vivoおよびin vitro(破骨細胞培養)において確認できている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
in vivoおよびin vitroの実験において、当初予定していた通り、VD3およびED71で骨壊死を抑制することを確認できている。2021年度は、産休・育休により一時研究が中断となり、2022年4月に復帰し、当初の計画からは、やや遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後、VD3およびED71がどの経路で骨壊死を抑制しているのか、分子学的に解析予定である。
|
Causes of Carryover |
産休・育休を取得したため次年度への使用額が生じた。2022年4月に復職し、研究を再開予定である。
|
Research Products
(1 results)
-
[Journal Article] Osteonecrosis development by tooth extraction in zolendronate treated mice is inhibited by active vitamin D analogues, anti-inflammatory agents or antibiotics2022
Author(s)
Tomoya Soma, Ryotaro Iwasaki, Yuiko Sato, Tami Kobayashi, Eri Ito, Tatsuaki Matsumoto, Atsushi Kimura, Kana Miyamoto, Morio Matsumoto, Masaya Nakamura, Mayu Morita, Seiji Asoda, Hiromasa Kawana, Taneaki Nakagawa, Takeshi Miyamoto
-
Journal Title
Scientific Reports
Volume: -
Pages: -
DOI
Peer Reviewed / Open Access