2021 Fiscal Year Research-status Report
小児の閉塞性睡眠時無呼吸における包括的スクリーニング法の確立
Project/Area Number |
20K18752
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
間邊 安寿雅 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (70846807)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | MRI / 小児OSA / 睡眠時無呼吸症候群 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、小児の睡眠時無呼吸症候群(OSA)が注目されている。小児の呼吸は成人に比べ、睡眠中により障害されやすいという特徴を持つ。小児OSAの合併症としては成長障害、肺性心、知的障害など様々な症状が報告されている。成長期の呼吸障害は顎顔面の成長発育にも大きな影響を与える。しかし、小児OSAを早期発見、早期治療をするためのスクリーニング法はまだ確立されていない。本研究では成人と同じスクリーニング法を実施できない小児についても簡便かつ効率的に潜在する小児OSAを探索するスクリーニング法を確立することを目的としている。矯正歯科治療は頭頚部のみならず全身的な背景(発育状態や既往歴、鼻疾患の有無など)を基に治療方針を選択する。矯正歯科治療開始の際に行われる検査から多因子疾患である小児OSAに影響度の高い因子を明らかにできるのではないかと考えている。現状では三次元画像の分析ソフトの再選定を行い、サンプル画像の撮影およびその分析を行っている。三次元画像解析ソフトを導入し、計測範囲や画像の解像度などについても調整を行いながら、定量的評価を行うためのシステム作りを進めている。今後の研究方法としては、成長期の患者を対象に上気道部のMRI撮影を行い、得られた三次元画像から上気道および咽頭扁桃、口蓋扁桃の体積測定を行い、定量的な評価を行う。また、大規模なアンケート調査や種々の計測結果をまとめていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度が最終年度なので記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度が最終年度なので記入しない。
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Causes of Carryover |
研究計画の見直しによって、研究進度が遅れているため。
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