2020 Fiscal Year Research-status Report
臨床研修歯科医を対象とした歯科医療安全教育プログラムの開発
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20K18825
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
木村 康之 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 特任助教 (40734512)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 歯科医療安全 |
Outline of Annual Research Achievements |
【当該年度に実施した研究の成果】今年度は、交付申請書に記載した研究の目的通り、職業経験年数1年未満の歯科医療従事者のインシデントの分析を行った。具体的には、過去5年間における当院の歯科医療のインシデントについて分析し、職業経験年数1年未満と職業経験年数1年以上の2群について、その特徴について比較し、要因分析を行った。その結果、業経験年数1年未満の歯科医療従事者のインシデントの傾向と特徴について、興味深い知見が得られた。得られた成果については、2020年秋に行われた(オンライン開催)医療の質・安全学会学術大会にて、講演発表として公表した。また、論文として文書化し、世間に成果を発表するよう、現在作業を行っている。さらに、上記で得られた成果をもとに、職業経験年数1年未満の医療従事者に対する教育プログラムを開発し、試験的に導入を始めた。 【当該年度に実施した研究の意義と重要性】 本研究の最終的な目的は、職業経験年数1年未満の歯科医療従事者に対する教育プログラムを作成し、歯科医療の安全と質を向上させることにある。そのためには、当該年度に得られた成果は非常に重要であり、この結果をもとにして、次年度以降の教育プログラムを作成・展開することができた。また、年度末には実際に本教育プログラムを業経験年数1年未満の歯科医療従事者に試験的に施し、データを得た。今後は、この際に得られた情報をもとに、次年度以降に本格的な教育プログラムとして導入し、成果を分析し、さらに改善等を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は、おおむね交付申請書に記載した計画通りにすすんでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度も、おおむね交付申請書に記載した計画通りにすすめる予定である。
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Causes of Carryover |
研究成果発表の場として、国内・国外の学会参加等を予定していたが、新型コロナウイルスによりweb開催等となり、旅費を使用することが無かったため。次年度以降の、研究遂行には弊害はない。
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Research Products
(1 results)