2020 Fiscal Year Research-status Report
新規行動変容指導法はがん患者の口腔に関する自己効力感を改善させるか?
Project/Area Number |
20K18829
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
松田 悠平 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (80759209)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 自己効力感 / 行動変容 / 口腔保健 / がん患者 / 無作為化比較試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はがん患者の口腔に関わる自己効力感を改善させるための、新たな行動変容指導を開発することを目的とする。 近年、がん治療による口腔有害事象が治療の完遂率へ影響を与えることから、適切な口腔機能管理が推奨されている。口腔有害事象の予防やその症状を軽減するためには、歯科治療のみならず、患者の行動変容を促しセルフケアを促進することも重要な要素である。 そこで、申請者らが開発した「がん患者の口腔保健に関わる自己効力感尺度(OSEC)」を主要なアウトカムとした無作為化比較試験を実施し、新規に開発する行動変容指導法の効果を明らかにし、歯科衛生指導のエビデンス構築することを目的とした研究を実施する予定である。現在までに新規歯科衛生指導法を開発するに至っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目の目標であった新規歯科衛生指導法の作成を終えており、2年目の予定である無作為化比較試験のための倫理審査委員会への申請準備に入っており、順調に進展しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
無作為化比較試験を倫理審査委員会へと申請し、許可を得たのち登録、研究開始とする予定である。本年度は全対象者の登録を終えることを当面の目標としており、可能であれば解析作業まで到達できることも視野に入れている。
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Causes of Carryover |
主に新型コロナウイルスの猛威によって参加予定であった学会がキャンセル、延期などが相次いだため、学会参加に関わる旅費等の支出が行われなかったため。
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