2023 Fiscal Year Research-status Report
Development and effectiveness verification of the tools that provide systematic information for shared decision making in patient-centered care
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20K18846
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
荒神 裕之 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (40840509)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 心理的安全性 / Shared decision making / 患者中心の医療 / 意思決定支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
泌尿器科領域における意思決定ガイドについての論文渉猟で得られた2本の論文に基づき、前立腺癌に関するDecision aid(DA:意思決定ガイド)の具体的な内容の検討を行い、動画コンテンツ作成の作成を委託する山梨ニューメディアセンターと共同して、Michigan Cancer Center(MCC)が作成した前立腺癌に関するDAを元に、本学の泌尿器科専門医及び放射線治療専門医に監修を依頼し、日本における治療の内容や位置づけを加味したDAの内容の修正と確定作業を実施した。この内容に基づき、意思決定支援のための動画の作成を実施し、監修者による内容の検証を行った。この過程において、日本語の表現等に関して修正意見が出されたため、改めて動画に収録するDA内容を見直し、動画内容の差し替えを実施している。本DAの特徴の1つである前立腺癌で用いられる手術支援ロボットDa Vinchiの動画については、トレーニングへの立ち合いを行い、ロボット手術に関連する画像の撮影を完了しており、動画コンテンツとして利用可能な状態となっている。 また、日本で先行してDAの作成を行っている研究グループにより、意思決定ガイドの国際基準(IPDAS checklist)日本語版が公表されていることから、動画として作成した本DAについてもこの国際基準に準拠した作成プロセスに沿うよう調整を行った。 本動画を実臨床場面で使用し、意思決定への影響を評価するため、視聴デバイスの準備を進めるとともに、外来での運用の流れの検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
動画の監修を依頼した専門家からの意見に基づき、動画内容の差し替えを要したため、研究全体の進捗が遅れている。また、患者のナラティヴを動画に取り込むにあたり、協力者の確保に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
実臨床場面における意思決定への評価に当たって視聴デバイスの数を増やし、当初の見込みよりも効率よく検証を行う体制を構築する。また、動画使用後の評価の時点を治療開始後の早い段階にも設定することで、より短期間での効果測定を可能にすることを目指す。
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Causes of Carryover |
内容修正後の動画作成費用の支払いと、視聴デバイスの追加購入、及び研究協力者に対する謝金の支払いを予定している。また、本動画の実臨床場面での使用に関する評価結果について、学術集会で発表するための旅費と、論文作成後の投稿費用として支出予定である。
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