2023 Fiscal Year Research-status Report
包括的経過からみる精神科訪問診療の意義・役割・限界 ―初診から転帰までの解析
Project/Area Number |
20K18883
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
岩谷 潤 東京医科大学, 医学部, 兼任助教 (60458057)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 精神科訪問診療 / 地域精神医療 / コミュニティ・ケア / 精神疾患 / メンタル・ヘルス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本の精神医療において広がりつつある訪問診療の有効性、役割、限界を明らかにすることを目的としている。 これまでに、研究プロトコルの作成、1診療所における研究対象者のエントリー、得られたデータの入力、解析をおこなった。 研究対象者のなかには、訪問診療を継続する前後でGAFが大きく変化した方々が含まれていた。また、他の支援サービスを利用していなかった研究対象者のなかに、他のサービス、特に訪問サービスの利用につながった方々が多く含まれていた。また、研究の背景をなす日本の精神科訪問診療についてのレビュー論文を執筆し(Jun Iwatani, Junichiro Ito, Yukiko Taguchi, Tsuyoshi Akiyama. “Recent developments in Community-Based Mental Health Care in Japan: A Narrative Review”. Consortium Psychiatricum 3(4) 63-74)、そこで得られた知見をもとに研究計画を再検討し、研究の効果の仮説及び、その背景因子、介入因子を見直した。 しかし令和5年度は、研究代表者の親族の介護、及びその他の業務の多忙のため、研究計画の遅延が生じた。そのため、令和5年度で終了する予定であった補助事業期間を延長し、令和6年度を最終年度とすることとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和5年度に研究代表者の親族の介護、及びその他の業務の多忙が生じ、研究の進捗は遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きデータ解析を行う。本研究の知見を深め、広く周知するために、論文化を予定している。
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Causes of Carryover |
令和5年度に研究代表者の親族の介護、及びその他の業務の多忙が生じたため、当初の予定よりも使用額が少なかった。次年度に本研究の遂行に使用する予定である。
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