2020 Fiscal Year Research-status Report
日本の一般診療における過剰診断の実態把握のための調査研究
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20K18899
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Tama Medical Center (Department of Clinical Research) |
Principal Investigator |
綿貫 聡 東京都立多摩総合医療センター(臨床研究・教育研修センター(臨床研究部)), 救急・総合診療センター, 医長 (70839951)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 過剰診断 / 診断エラー |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナ感染症流行下のため、国内・海外学会などへの出張、それに伴う情報収集などが困難な状況に陥った。そのため、国際学会でのインタビューなどの予定については設定が困難であり、執り行わなかった。国内での活動を継続し、その中でも可能な活動として、オンラインでの情報収集、活動を行った。医療の質・安全学会における診断改善WG、また日本プライマリ・ケア連合学会医療の質・安全委員会のメンバーとのディスカッションを継続し、その中で2020年7月30日に第11回日本プライマリ・ケア連合学会シンポジウムにおいて「日本の過剰診断を減らすために」を主催した。このシンポジウムにおいては、過剰診断の問題についての情報収集を行うとともに、 過剰診断に関する一般的な解説、日本や英国での過剰診断、 Choosing Wisely Campaign との関連、 海外で行われている Preventing Overdiagnosis Conference などの 取り組みを紹介することで、日常診療の中での過剰診断の問題に関して考える機会を提供した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
日本と世界における過剰診断における情報収集を継続しており、また現時点で国際的な状況は研究開始時とは大幅に変化していないと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
日本と諸外国における新型コロナ感染症の流行は2021年度中は大幅な改善が得られない可能性が高いと考えられ、引き続きオンラインでの可能な範囲の情報収集を継続し、研究計画の遂行を重ねる。
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Causes of Carryover |
当初予定していた国際学会参加などが叶わず、残額が生じたため
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Research Products
(4 results)