2021 Fiscal Year Research-status Report
Effectiveness of preventing long-term care by social participation among frail elderly
Project/Area Number |
20K18940
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Research Institution | Josai International University |
Principal Investigator |
安齋 紗保理 城西国際大学, 福祉総合学部, 助教 (60649151)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 高齢者 / 社会活動 / 社会参加 / フレイル / 虚弱高齢者 / 新型コロナウイルス感染症 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,虚弱高齢者を対象とした質的調査にて社会活動に関する意見を抽出し,その意見を取り入れた社会活動を行うことで,虚弱高齢者の社会参加を促進しようとしている。 2021年度は,2022年度以降に実施する介入プログラム(社会活動)の内容の検討を行った。また,2021年度に実施予定であった訪問調査が実施できなかったため,本研究に関連するデータの分析を実施し,新型コロナウイルス感染症による社会参加への影響を明らかにした。 介入プログラムの内容の検討は,地域住民,介入地区担当の地域支援コーディネーター,地域包括支援センター職員,研究者が参加し,全3回実施した。検討の内容を踏まえ,2022年度以降に活動を開始する。 分析は,A県B市にて実施した要介護者を除いたすべての地域在住高齢者を対象とした調査データを使用した。平成30年度の調査を感染流行前,令和3年度の調査を感染流行後として分析を行った。分析対象者は,平成30年度,令和3年度のいずれにも回答した者17,040名(男7,597名,女9,443名,平均年齢76.6±5.7歳)とした。調査項目は,基本属性(性,年齢等),フレイルの有無(簡易フレイルインデックス(yamadaら,2017)にて選定),社会参加の有無(趣味活動,スポーツ関係の活動,ボランティア活動,学習教養活動),外出頻度であった。各項目の出現頻度についてMcNemar検定を行った。その結果,フレイルは11.0%(H30)→16.2%(R3),趣味活動への参加ありは35.8%→17.5%,スポーツ活動への参加ありは28.8%→18.4%,ボランティア活動への参加ありは7.5%→5.8%,学習教養活動への参加ありは16.1%→4.2%,外出頻度が週1回未満の者は2.1%→4.5%といずれも有意であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初の計画では,虚弱高齢者を対象としたインタビュー調査,住民を交えた介入プログラムの内容の検討を行う予定であったが,新型コロナウイルス感染症の影響で,いずれも実施できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は,2021年度に実施できなかった虚弱高齢者を対象としたインタビュー調査,住民を交えたプログラムの検討を行う予定である。 新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みて,上半期は訪問によるインタビュー調査もしくは電話によるインタビュー調査を実施予定である。下半期は,インタビュー調査の結果をもとに住民とともに介入プログラムの内容の検討を行う。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の影響で,インタビュー調査および介入地区での打ち合わせが十分に実施できなかった。そのため,対象者に対する謝金,調査及び打ち合わせ時の交通費,インタビュー調査の逐語録作成費用が生じなかったため。2022年度に,実施できなかったインタビューを実施し,その費用に充てる予定である。
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