2022 Fiscal Year Research-status Report
Effectiveness of preventing long-term care by social participation among frail elderly
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20K18940
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Research Institution | Josai International University |
Principal Investigator |
安齋 紗保理 城西国際大学, 福祉総合学部, 助教 (60649151)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 高齢者 / 社会参加 / 社会活動 / フレイル / 虚弱高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,虚弱高齢者を対象とした質的調査にて社会活動に関する意見を抽出し,その意見を取り入れた社会活動を行うことで,虚弱高齢者の社会参加を促進しようとしている。 2022年度は,2021年度に引き続いて,地域で実施する介入プログラム(社会活動)の内容を検討する話し合いが行われた。話し合いには,介入地区担当の地域支援コーディネーター,地域住民,地域包括支援センター職員,研究者が参加し,計4回実施された。話し合いを通じて地域活動の内容が決定し,2種類の地域活動を介入地区において定期的に実施することが決定した。また,これまで介入プログラムの話し合いを行ってきた場を,地域の課題や解決策等を話し合う場である協議体として継続的に開催していくことが決定し,2022年度は協議体における話し合いが2回開催された。 2022年度に開催された地域活動プログラムは,地域ウォーキングと地域交流イベントの2つである。地域ウォーキングは,週1回の頻度で開催され2022年度は24回開催された。1回あたりの参加者は8~12名であった。地域交流イベントは月1回の頻度で開催され2022年度は2回開催された。1回あたりの参加者は,15~30名であった。また,協議体は,介入地区担当の地域支援コーディネーターが中心となり,地域住民,地域包括支援センター職員,研究者が参加し,実施した地域活動の内容の振りが行われた。また,今後の地域活動への虚弱高齢者の参加など今後の課題等が話し合われた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響で介入プログラムの開始が予定していた2021年度に開始できなかったが,2022年度から介入プログラムを開始することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は,2022年度に実施した介入プログラムの効果を検証するために,介入地区および対照地区を対象とした郵送調査を実施する予定である。郵送調査の実施にあたっては,対象者の抽出を市担当者と調整し,10月以降の実施を予定している。
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Causes of Carryover |
介入プログラムの実施が予定より遅れたため,介入プログラム実施にかかる予定であった費用を使用しなかったため。2023年度は,郵送調査を実施予定であり,そのための住民基本台帳閲覧料,郵送調査費用,データ入力費用に充てる予定である。
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