2023 Fiscal Year Research-status Report
Effectiveness of preventing long-term care by social participation among frail elderly
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20K18940
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Research Institution | Josai International University |
Principal Investigator |
安齋 紗保理 城西国際大学, 福祉総合学部, 助教 (60649151)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 高齢者 / フレイル / 社会活動 / 社会参加 / 虚弱高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では虚弱高齢者を対象とした質的調査にて社会活動に関する意見を抽出し,その意見を取り入れた社会活動を行うことで,虚弱高齢者の社会参加を促進しようとしている. 2023年度は,2022年度から開始された2つの社会活動(地域ウォーキング,地域交流イベント)と,本研究事業をきっかけに発足した協議体の活動を継続して行った.また,虚弱高齢者の介護予防に資する社会活動の種類を検討すべく,以下の分析を実施した. 分析は,介入地区があるA県B市にて実施した要介護認定者を除いたすべての地域在住高齢者を対象とした調査データ(2020年,2021年)を使用した.2020年にフレイルであった者3497名を分析対象とし,社会参加の種類(自治会,老人クラブ,ボランティア活動,趣味活動,スポーツ活動,学習・教養活動)ごとに2021年の中等度以上(要介護2以上)の要介護認定発生状況(以下,要介護認定の発生)について分析した.統計解析は,要介護認定の発生の有無を従属変数,独立変数を社会活動,調整変数を年齢,性別,運動機能,主観的健康感,社会的孤立としたロジスティック回帰分析を行った.社会活動は種類ごとに分けて解析を行った.次に結果を示す.1年間で中等度以上の要介護認定を受けた者は133名(3.8名)であった.要介護認定の発生と有意な関連がみられた社会活動は,自治会(OR 0.70,95%CI 0.52-0.93),趣味活動(OR 0.38, 95%CI 0.24-0.61),スポーツ活動(OR 0.31, 95%CI0.16-0.59),学習・教養活動(OR 0.23, 95%CI0.06-0.94)であった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度に追跡調査を実施予定であったが,市担当課の調整不足により実施できなかったため.
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度中に,市担当課および介入地区担当の地域支援コーディネーター,包括支援センター担当者と調整を行い,2024年10月までに調査実施もしくは調査実施代行案を検討する.
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Causes of Carryover |
2023年度に実施予定であった郵送調査を実施できなかったため.2024年度に郵送調査を実施予定であり,そのための郵送費,データ入力費用に充てる予定である.
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