2021 Fiscal Year Research-status Report
Investigation of minimally important differences for improving interpretability and development of a Web-based feedback system
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20K18962
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
宮脇 義亜 岡山大学, 大学病院, 助教 (10761116)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 生活の質 / 最小重要差 / ウェブシステム / フィードバック / 全身性エリテマトーデス / 患者報告型アウトカム / 副腎皮質ステロイド / 心理的健康観 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度、全身性エリテマトーデス(SLE)用の生活の質尺度の最小重要差を明らかにすることを目的として設立した多施設共同・前向きコホート研究において目標登録者数を達成した。研究へ登録した集団全体に関する背景情報は、第66回日本リウマチ学会総会・学術集会に採択(口演)され発表予定(令和4年4月)である。3ヵ月後に対象者から得られたグローバルレーティング(GRC)の情報を用いて最小重要差の推定を行った。最小重要差推定値(中間解析)に関する情報は2022年の欧州リウマチ学会に採択(ポスター演題)され発表予定(令和4年6月)である。 上記と並行し独自のオンラインプラットフォーム DeCapris (Database using Electronic Capturing of Patient-Reported Information in SLE and Other diseases URL: https://decapris.jp/)の稼働を開始した。回答者が所有するパソコンやスマートフォンから、ネットワークを介してWebサーバーにアクセスすることで、専用のソフトウェアやアプリケーションをインストールすることなく、時間や場所を選ばずアクセスが可能である。具体的にはユーザー認証プロセスとマイページを経て、操作性を重視したアンケート画面を作成し配置した。選択された項目について、回答中に基本統計量を生成することが可能であり、回答した結果がグラフ形式で表示されるため、回答者にリアルタイムかつ迅速なフィードバックを可能にした。実装前に少人数を用いたパイロットテストを実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ユーザー認証プロセス説明するための人員確保とシステム内部のバグ修正に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
オンラインプラットフォーム DeCapris (Database using Electronic Capturing of Patient-Reported Information in SLE and Other diseases)を実装する前に少人数を用いたパイロットテストを実施し、ユーザー認証プロセスの説明や操作説明のために人員の確保が課題であった。またソフト面では、システム内部のバグの修正、来院されない場合にアンケート回答を促すリマインド機能追加の必要性がさらなる課題として抽出された。これらのプラットフォームの運用を軌道に乗せてシステムの安定化を図るための人員の確保を進めている。解釈可能なフィードバックのために並行して最小重要差を定義するための課題を並行して推進する。現時点で抽出されている課題の解決に向けてひきつづき取り組むとともに、上記を両輪として本研究課題の達成を図る。
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Research Products
(3 results)
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[Presentation] SLE患者の健康関連QOL指標の解釈を可能にする最小重要差の検討: 前向きコホート研究から登録時記述疫学2022
Author(s)
松本和也, 宮脇義亜, 志田原健太, 縄稚翔一, 浅野洋介, 片山祐, 大橋敬司, 勝山恵理, 勝山隆行, 楢﨑真理子, 松本佳則, 佐田憲映, 柳井亮, 矢嶋宣幸, 髙谷亜由子, 一瀬邦弘, 和田淳
Organizer
第66回日本リウマチ学会総会・学術集会
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[Presentation] The minimally important difference as the interpretability of emotional health domain in Japanese version of LupusPRO for SLE patients; preliminary results of a prospective cohort study2022
Author(s)
Yoshia Miyawaki, Kenta Shidahara, Shoichi Nawachi, Yosuke Asano, Yu Katayama, Keiji Ohashi, Eri Katsuyama, Takayuki Katsuyama, Mariko Narazaki, Yoshinori Matsumoto, Ken-ei Sada, Ryo Yanai, Nobuyuki Yajima, Ayuko Takatani, Kunihiro Ichinose, Jun Wada
Organizer
European League Against Rheumatism (EULAR) 2022
Int'l Joint Research
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