2020 Fiscal Year Research-status Report
一般住民におけるTroponin Tと潜在性動脈硬化との関連
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20K18971
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
佐藤 敦 福岡大学, 医学部, 助教 (60816263)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | トロポニンT / 冠動脈石灰化 / コホート研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
1年目にあたる2020年度は、本課題の母体となるコホート研究である、福岡動脈硬化疫学研究(FESTA)のフィールド調査を実施した。これまでは那珂川市と福岡市城南区の特定健診会場にて実施していたが、2020年度は那珂川市の拒否により城南区のみでの実施となった。特定健診を受けた者から調査対象者を募集し、健診の残余検体を用いた炎症マーカーなどの追加検査、便を用いた口腔内・腸内細菌の検査、CT撮影による冠動脈石灰化の評価、および睡眠時無呼吸の調査などを実施した。調査は新型コロナウイルス感染症により一時期実施できない月が存在したが概ね200名程度の調査が完了した。引き続き次年度も調査を継続していく予定である。トロポニンTの測定は凍結保存検体で次年度以降実施予定である。データの蓄積を待って解析作業に入る予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
約200名の調査が完了し、この数字はおおむね想定内であったため、順調と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き特定健診会場でのフィールド調査を継続し、トロポニンTのデータが蓄積したら解析作業、学会発表および論文作成を実施していく予定である。
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Causes of Carryover |
トロポニンTの測定を凍結保存した検体で次年度実施するため、および新型感染症により学会が次年度に延期になったため予算の繰り越しが生じた。残額も引き続きフィールド調査を継続するために使用予定である。
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