2021 Fiscal Year Research-status Report
看護師の倫理的行動獲得モデルの精緻化とクリニカルラダーごとの組織支援方法の検討
Project/Area Number |
20K19000
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Research Institution | Nagano College of Nursing |
Principal Investigator |
吉岡 詠美 長野県看護大学, 看護学部, 講師 (90790957)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 看護師 / 倫理的行動 / 看護倫理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、看護師のケアの倫理的行動の獲得モデルを精緻化し、クリニカルラダーの各レベルに合わせた看護師のケアの倫理的行動尺度の開発と関連要因の検証を行い、クリニカルラダー各レベルの行動基準と科学的かつ効果的な教育プログラムおよび組織支援のあり方を提示することを目的としている。 2021年度は、2020年度に行った質的研究を基盤に看護師のケアの倫理的行動に関する尺度を開発するために、一般病棟に勤務する看護師687名を対象にアンケート調査を実施した。現在、データ分析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の感染拡大に伴い、当初予定していた期間にアンケート調査を実施することができず、スケジュールを遅らせ調査を実施した。そのため、当初のスケジュールよりも3か月程度、予定より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、2021年度に終了しているアンケート調査のデータを分析し、看護師のケアの倫理的行動に関する尺度を開発する。次に、看護師のケアの倫理的行動の行動基準および関連要因を検証するために、看護師1500名を対象にアンケート調査を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は、予定していたアンケート調査時期の変更に伴い、年度末に予定していた2回目の調査が行えず、今年度の実施に変更になったためである。そのため、データ入力の委託費、ソフト、郵送代金などを2回分を考えていたが、1回の調査の使用となった。 今年度は、2回目のアンケート調査を実施するため、データ入力の委託費、ソフト、郵送代金などにしようしていきたいと考えている。
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