2021 Fiscal Year Research-status Report
組織的管理に活用可能な病院看護職の疲労セルフマネジメントのためのツール開発
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20K19018
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
星野 清香 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (30848453)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 看護職 / 疲労 / セルフマネジメント / 組織的管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者が開発した「看護職のための疲労とリスク管理の教育発表プログラム」の教育内容(これまで集合教区で用いてきた解説シート、40ページの個人用冊子と、説明スライド)を精査し、e-ラーニング教材として作成する準備を行っている。e-ラーニング導入に向けてサーバー構築を行い、教材作成用のパソコンと同期しながら準備をすすめることができている。 これまでの研究概要を、「病院看護職の疲労セルフマネジメントのためのWeb教材開発のグランドデザイン」としてまとめた。令和4年8月6日、7日に開催予定の第32回日本看護学教育学会にエントリーし、採択されたため発表予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
e-ラーニング教材開発に向けて土台は築けたが、緊急事態宣言、蔓延防止等重点施策等の新型コロナウイルス感染症の影響を受け、研究指導を受けるための出張が延期となり、オンラインで行っていること、交流をしながら情報を得る予定であった国際看護情報学会がオンライン開催になったこと等が影響し、教材開発が計画通りに進まなかった。そのため、倫理申請も遅れている。 また、ユーザビリティ評価のため病院に勤める看護師に研究協力者を募る必要があるが、新型コロナウイルス感染症対応のため、病棟再編成や看護体制の変更が現在も行われており、看護師の疲労等が顕著な中にあって協力要請がままならない状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
申請者が開発した「看護職のための疲労とリスク管理の教育発表プログラム」の教育内容を、e-ラーニング教材として完成させ、オープンプラットフォームのMoodleにアップする。同時に、今年度9月までに当施設の倫理審査を受験する。今年度末までに、ユーザビリティ評価のための協力対象者5名を確保する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の影響により、研究指導を受けるための出張の中止、学会がオンライン開催となったことにより、旅費・謝金が未使用となった。今年度、発表予定の学会もオンライン開催となる可能性がある。 e-ラーニング作成支援パックを導入することで、研究を加速させるよう努める。
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