2022 Fiscal Year Research-status Report
気分障害の発症による家族機能の変動と、家族の負担および対処行動の明確化
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20K19050
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
宮田 知子 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (60812295)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 気分障害 / 家族機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年9月からインタビュー調査を開始している。対象者は気分障害を患う患者の家族である。患者の外来受診に付き添っているご家族に対し、主治医から研究協力の打診をしていただき、研究協力に承諾の得られた対象者に調査を実施した。その結果、新たに3名の対象者からデータを得ることができ、現段階の症例数は10例となった。 インタビューでは、家族機能の変動を乗り越え、家族機能のバランスを保つことの出来ている家族が多い印象であった。今後はさらに質的に分析を進めていく。中には、インタビューの機会を、「家族自身のことを語る場がないため、今までのことを振り返れるよい時間になった」と好意的に話してくださる方もいた。自分自身のことを語る機会の少なさが伺え、家族支援の場を増やしていく必要性が感じられた。 目標症例数は20例である。コロナ禍による行動制限や他業務のため、調査の時間を確保することが困難であった。行動制限も緩和されつつあるため、調査時間を確保し、さらに症例を確保していく。 今年度も日本看護科学学会にオンラインで出席し、精神看護学領域や家族看護に関する知見を得た。今後の発表に向けて準備をしていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査時間の確保と、インタビュー調査に協力いただく対象者の確保が困難である。地道に調査を進めていきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
インタビュー調査と並行して、インタビュー内容の逐語録を作成、質的分析を行う。結果と考察をまとめ、学会発表を行う。
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Causes of Carryover |
学会にオンラインで参加したため、旅費が生じなかった。今年度はデータ分析や学会発表のための業者委託、学会参加のための旅費を予定している。
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