2021 Fiscal Year Research-status Report
肥満における内臓脂肪蓄積と摂食行動異常にかかわる神経ネットワークの関連の検討
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20K19052
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
清水 彬礼 京都大学, 医学研究科, 助教 (90794272)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 食行動 / 肥満 / 内臓脂肪 / 報酬系 / 衝動性 |
Outline of Annual Research Achievements |
肥満や2型糖尿病の患者の多くでは、高カロリーや高脂肪の食事がいけないと分かっていても止められないため、高カロリーや高脂肪の食事への依存性が生じていると考えられている。それを示すものとして、肥満では脳内報酬系の反応性が亢進していることが知られているが、ヒトの食行動制御において脳内報酬系と行動抑制系の協調性を検討した研究はない。 本研究では、肥満による脳内報酬系の神経活動の亢進により、行動抑制系との協調性が破綻し、食物に対する衝動性として摂食行動異常に至っている可能性について検討している。 2021年度は、倫理委員会への申請・対象者募集を開始する予定であったが、COVID-19による行動制限にともない、事業実施の下準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年度中に対象者募集を開始する予定であったが、COVID-19により事業の遅延が起こっている。
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Strategy for Future Research Activity |
基礎検討が概ね終了したため、研究計画の実施を進めていく。
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Causes of Carryover |
COVID-19による行動制限にともない、研究の遅れに加えて、学会参加のための旅費が未使用となっているため次年度使用額が生じている。
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