2023 Fiscal Year Research-status Report
肥満における内臓脂肪蓄積と摂食行動異常にかかわる神経ネットワークの関連の検討
Project/Area Number |
20K19052
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
清水 彬礼 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 講師 (90794272)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 食行動 / 肥満 / 内臓脂肪 / 報酬系 / 衝動性 |
Outline of Annual Research Achievements |
肥満や2型糖尿病の患者の多くでは、高カロリーや高脂肪の食事がいけないと分かっていても止められないため、高カロリーや高脂肪の食事への依存性が生じていると考えられている。それを示すものとして、肥満では脳内報酬系の反応性が亢進していることが知られているが、ヒトの食行動制御において脳内報酬系と行動抑制系の協調性を検討した研究はない。 本研究では、肥満による脳内報酬系の神経活動の亢進により、行動抑制系との協調性が破綻し、食物に対する衝動性として摂食行動異常に至っている可能性について検討している。 2022年度は測定系の検討を行い、2023年度は取得データの解析を行い、現在論文化を目指している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19による遅延とともに測定系の確立に時間がかかったため、測定系の確立までとし論文化を目指している。
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Strategy for Future Research Activity |
早期の論文化と投稿を行い、課題終了予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19による行動制限にともない、研究の遅れに加えて、学会参加のための旅費が未使用となっているため次年度使用額が生じている。
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