2022 Fiscal Year Research-status Report
術前外来導入に向けた手術室看護師のための術前看護実践支援ツール開発及び有用性評価
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20K19057
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
竹口 将志 富山県立大学, 看護学部, 助教 (40846169)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 周術期看護 / 手術室看護師 / 術前外来 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、手術室看護師の術前看護実践に関する支援ツールを開発し、導入することで手術室看護師の業務負担の変化を明らかにすることを目的としている。2021年度は手術室看護師が実践する入院前の術前外来において、実態を明らかにすることを目的として北陸地区における術前外来に関するアンケート調査を実施している。アンケート調査結果の分析から本年度は、手術室看護師が実践する術前外来の現状と課題及び期待に関する質的研究として、インタビュー調査を実施した。この研究を通して手術室看護師が実践する具体的な術前看護の実態を明らかにすることを目的とした。Covid-19が鎮静化していることもあり当初、データを10例収集する目標であったが、再度Covid-19の蔓延に伴う影響から1例の収集に留まっている。Covid-19の感染状況を鑑み、再度研究協力施設に研究協力を依頼している状況である。さらには新たな研究協力施設とのネットワーク構築や拡大も視野に入れ、研究遂行していく。 一方、術前看護実践支援ツール開発の一環として、手術看護の教材開発を先行して行った。この教材は手術室への患者入室から退室までにおける全体の流れの中で手術室看護師の役割に特化した教材内容となっている。対象は新人看護師や看護学生として作成しているが、手術室看護師が実践する術前看護に応用可能な支援ツールである。この支援ツールに追加して、術前外来における手術室看護師の視点も加える必要があるため、インタビュー調査によるデータ収集・分析を進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度に予定していた研究協力施設でのデータ収集について、Covid-19感染拡大の影響により、研究協力が得られにくい状況であった。そのため、データ収集が2023年度へ遅延しており、計画より1年遅れて進んでいる。一方、データ収集が難しい現状の中、支援ツールの開発を優先させたため、進捗状況として「やや遅れている」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度に収集したデータとこれまでの文献検討をもとに「手術室看護師が実践する術前外来の現状と課題及び期待」を明らかにするためデータ収集・分析を行っていく。その分析結果と2022年度開発した支援ツールを統合し、研究協力施設の手術室看護師とともに臨床導入(プレテスト)可能な術前看護実践支援ツールの開発を目指していく。
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Causes of Carryover |
再度Covid-19の蔓延に伴う影響から、研究以外の教育業務や病院実習内容の変更に伴い、研究活動に割り当てる時間が削減された。研究対象者を大規模病院に勤務している手術室看護師としており、調査協力が得られない状況が続いた。 次年度はインタビューデータの逐語禄作成や謝金、質問紙調査に係る封筒などの消耗品および郵送費、学外活動時の旅費や学会参加費を中心に研究費の支出を計画している。
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Research Products
(1 results)