2024 Fiscal Year Annual Research Report
精神科入院患者自殺発生後の看護師への支援と院内教育モデル構築のための基礎的研究
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20K19074
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| Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
上山 千恵子 関西医科大学, 看護学部, 講師 (90751587)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 精神科入院患者 / 患者の自殺 / 精神科看護師 / 支援 / 院内教育 / 実態調査 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、(1)精神科病床を有する病院における入院患者の自殺に関わった看護師に対する支援の実態を明らかにすること、(2)患者の自殺による看護師への影響や事後対応に関する院内教育の実態と課題について明らかにすること、(3)入院患者の自殺により影響を受けた看護師の支援方法、入院患者の自殺による看護師への影響に関する院内教育の在り方について検討することである。2024年度は、2021年度に全国の精神科病床を有する病院を対象に実施した質問紙調査結果報告書を作成し、郵送を希望した研究協力者へ報告書を送付した。さらに、2022年度に実施したインタビュー調査の分析をすすめた。インタビューへは5名(5施設)の協力が得られた。5施設のうち、院内に自殺発生後のスタッフ支援チームが結成されていたのは2施設であった。入院患者の自殺を体験したスタッフへの支援として、支援チームがある施設ではチームが中心となって、支援チームがない施設では看護部長や複数の師長が中心となり臨床心理士・専門看護師等の協力を得ながら支援を実施している状況が明らかになった。支援チームがある施設では、チームのメンバーが、自殺事故の当事者となった際の難しさが語られた。支援上の難しさとして5施設に共通していたのは、自殺に関わったスタッフが追い詰められる状況、スタッフ間の対立と管理部門へ向けられる疑念、師長にかかる負担の大きさなどであった。 本研究結果から、精神科入院患者自殺発生後の看護師への支援の実態が明らかになった。また支援担当として師長が担う役割と負担が大きいケースが多いこと、また支援者自身も困難を感じ、迷いながら支援を実施している状況が明らかになった。
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