2022 Fiscal Year Research-status Report
Preoperative risk assessment to predict the new onset of postoperative atrial fibrillation by using heart rate variability
Project/Area Number |
20K19084
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐々木 康之輔 東北大学, 医学系研究科, 助教 (50755642)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 術後心房細動 / 心臓血管外科 / 心拍変動 / 自律神経活動 / リスクアセスメント |
Outline of Annual Research Achievements |
術後心房細動は、術前・術中・術後に存在する複数の要因が影響し合って発症すると報告されているが、それらのリスクファクターを有していてもなお、臨床現場では術後心房細動を発症する患者と発症しない患者がおり、個体差が認められたため、いまだ検証されていない他の要因も関連しているのではないかと推測された。そこで今回、術後心房細動発症の大きな素因の可能性がある自律神経活動のバランス、とくに術前の活動レベルに着目した。本研究の目的は、心臓血管外科手術施行後に高頻度で生じる術後心房細動の新規発症を予測するため、術前の自律神経活動レベルが術後心房細動発症に関連しているかどうかを検証し、さらにどのような自律神経活動バランスが術後心房細動の高リスクとなるか明らかにすることである。心臓血管外科手術施行予定患者の術前心電図で心房細動や頻発する不整脈が認められないこと、ペースメーカを装着していないこと、維持透析を行っていないこと等を適格基準とし、症例登録を行った。2022年度は、研究開始から3年目となり、初年度から継続して患者への説明同意後にデータ収集を行っており、登録症例は130例程度に達している。一方、COVID-19パンデミックの影響も継続したため、症例の登録が困難な状況は続いた。2022年12月で新規症例の登録を終了とし、解析段階へと移行し、解析時データの収集を行っている。これまでに本研究実施に伴う有害事象は発生しておらず、安全に試験を実施できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度も昨年度同様、COVID-19の影響を受けている。2施設で実施できているが、症例登録が予定よりもやや少ない状況である。2022年12月末で新規症例登録は終了することとした。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ状況が緩和される見込みではあるが、症例数の登録は難しい可能性を想定し、現時点で登録完了した症例で解析を実施することとした。最終年度は、学会参加含め、データ解析、論文化のために使用予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により、研究遂行へ直接影響があり、研究遅延が生じた。今後はデータ収集を完了し、学会への参加含め、論文投稿へ使用予定である。併せて、関連する研究も同様に論文投稿していくため、それらに充てる。
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