2023 Fiscal Year Research-status Report
日本で活動するNPの意思決定モデルの構築に関する研究
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20K19124
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Research Institution | Fukuoka jogakuin Nursing College |
Principal Investigator |
西田 裕子 福岡女学院看護大学, 看護学部, 講師 (70806512)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ナース・プラクティショナー / 診療看護師 / 臨床的意思決定 / 臨床判断 / 臨床推論 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者がこれまでの研究「我が国の看護の現状に即したNPの意思決定プロセスの解明とモデル構築に関する研究(研究活動スタート支援:2017年~2019年)」により作成したNPの意思決定モデル(試行版)を基盤とし、我が国の医療看護環境を基盤とした新たなNPの意思決定モデル(試行版)を構築した。そのモデルを構築する際に、もう一度データを見直し、最新の知見や文献検討及びNP教育者より最新の情報等を収集し、再検討を行った。国内外の文献および書籍を収集し、さらに米国のNPモデルを参考にしつつ、研究代表者が作成した意思決定モデル(試行版)を洗練させた。また、それを元にインタビューガイドを作成し、完成させ、対象者4名にインタビューを実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
パイロットテストを実施し、調査を開始する予定であったが、2021年度にインタビューガイドを再度大幅な見直しが必要となったため、進捗に遅れが出ている。2023年度は、研究代表者が所属する研究機関の研究倫理審査へ申請し、承認を得て、研究の協力の承諾を得られた対象者4名にインタビューを行ったが、引き続き対象者のデータ収集する必要があるため研究の遂行が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、研究の協力の承諾を得られた対象者6名にインタビューを行う。データの飽和化を確認しながら既存の米国のNPの意思決定モデルとの比較を参考に日本のNPの意思決定モデルの作成を行う。また、本研究の結果についてもまとめ、次年度の発表に向けての準備をすると同時に、論文執筆と報告書作成を行う。
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Causes of Carryover |
対象者への調査が遅れている。2024年度は、対象者6名へのインタビューを実施予定のため、謝金及び対面での実施であればその旅費も計上している。さらに、対象者に依頼書を作成するためのプリンター及びインクトナー代、依頼書の用紙及び郵送・返信用封筒の費用も計上している。
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