臓器移植医療におけるQOLデータの継続的評価に向けた基盤システムモデルの構築

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 20K19131
• Research Institution: Osaka University
• Principal Investigator: 菊池 良太 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (40794037)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2024-03-31
• Keywords: 臓器移植 / Quality of Life

Outline of Annual Research Achievements

令和2年度は、研究を遂行するための基盤を構築することを目的としており、成果物の公表等を行う段階にない。本研究の成果は、最終的には、主に医療者・研究者に対しては、英文及び和文誌での論文発表や国内外での学会発表を通じて積極的に行う予定である。そして、主に患者・家族、一般市民に対しては、外来受診の際や患者会、市民公開講座等において報告・発表し、本研究の成果や移植医療をより身近に感じてもらうような工夫を行う。また、情報へのアクセスの利便性を考慮し、ホームページの開設による公表も検討している。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

令和2年度は、主に以下の4点を念頭に置いていた。既存資料の精査と研究協力者との協議により、調査項目を確定し、①アプリケーションの開発と、②共同研究施設の拡大、③主任研究施設である大阪大学の倫理審査の申請、④各共同研究施設の倫理審査の申請を行う。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う対応のため、主任研究施設及び共同研究施設での研究の実施体制の構築が極めて困難であり、先行研究の精査と研究計画の再調整を行うに止まった。

Strategy for Future Research Activity

共同研究施設との調整を進めながら、令和2年度に遂行予定であった計画を進めるとともに、年度の後半より多施設共同によるパネル研究を実施する。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、研究計画の変更を要したため。