2020 Fiscal Year Research-status Report
出産後早期の身体回復を促進する温罨法ケアプログラムの開発
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20K19135
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
竹内 翔子 横浜市立大学, 医学部, 講師 (00758261)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 産褥期 / 温罨法 / プログラム開発 / 看護ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は出産後早期の女性を対象とした身体回復を促進する温罨法ケアプログラムを開発し、その効果を検証することである。 2020年度は第一段階として、昨年度まで実施していた本研究の基盤となる実態調査研究のデータ分析および評価を実施した。助産所では病院・診療所と比較して多様なケアが実践されており、中でも様々な身体症状(疲労や後陣痛・会陰部などの疼痛、下肢浮腫、便秘など)に対して温罨法ケアを実践していることが明らかとなった。また身体回復に関して予防的視点から取り組んだ研究について、2020年度に国際学会で発表する予定であったがCOVID-19の影響で開催延期となったため、発表ができなかった。2021年度のオンライン開催にて発表予定である。さらに現在、上記の研究に関して投稿に向けて準備を進めると同時に、本研究の倫理審査申請に向けて計画を推敲している状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度予定していた助産所へのフィールドワークやインタビューがCOVID-19の影響もあり実施できなかったため、やや遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度実施できなかった助産所でのケアの具体的内容を明らかにした上で温罨法ケアプログラムを開発し、倫理審査に申請する予定である。
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Causes of Carryover |
本研究の遂行が遅れたことにより、調査で必要となる旅費や人件費等が使用できなかったため。2021年度は本調査にあたり必要となる物品費やデータ収集施設までの交通費、人件費等で使用する予定である。
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