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2023 Fiscal Year Research-status Report

乳児期の沐浴・入浴時の危険を防ぐ母親と家族のためのデジタルコンテンツ教材の開発

Research Project

Project/Area Number 20K19151
Research InstitutionOsaka Medical and Pharmaceutical University

Principal Investigator

近澤 幸  大阪医科薬科大学, 看護学部, 准教授 (90826306)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Keywords乳児期 / 沐浴 / 入浴 / 危険 / 教材
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、乳児期に沐浴・入浴を実施する家族の危険な体験をもとに家庭向けの教材を作成し、家庭で起こる危険を防ぐことを目的とする。
わが国では、乳児の沐浴・入浴を実施する上で危険につながる多くの要因がある。少子化が進む日本において、いまだに家庭内で危険を体験し、子どもの健康や生命に影響をおよぼす場面がある。本研究では、乳児期の沐浴・入浴を実施する家族の危険な体験を踏まえた、「家庭での乳児の安全な沐浴・入浴のデジタルコンテンツ教材」を作成、評価・検証する。
当該年度では、前年度に実施した専門職による教材の適切性の検討について分析を行った結果からデジタルコンテンツの教材を作成した。すでに使用されている教材と本研究で作成した教材との違いは、発生しやすい危険や危険予防に着目した点である。さらに、デジタルコンテンツであることから、何度も視聴することができ、沐浴や入浴に不慣れな母親と家族が危険や危険予防について知識を得ることができる。
適切性の検討は、アドバンス助産師と助産師会に属する助産師、保健師、計20人を対象とし、目的適合性、内容の難易度、映像の見やすさ、時間の妥当性、表現の適切性、活用可能性について検討した。その結果、すべての項目において、概ね適切であった。一方、母親や家族が興味を持ち楽しみながら視聴できるような映像の工夫、短時間で必要な情報を得られるような工夫、危険予防の具体策の追加などの改善が示唆された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当該年度において、専門職による評価をもとに修正した教材について、機縁法で依頼した母親に視聴を依頼し、適切性を検討する予定であった。教材の修正は行ったが、母親を対象とした調査が実施できていない。
以上より、当該年度の進捗状況はやや遅れている。

Strategy for Future Research Activity

今後は、修正した教材について、機縁法で依頼した母親に視聴を依頼し、適切性を検討する予定である。また、その結果を、論文投稿や学会発表によって公表する予定である。

Causes of Carryover

本年度は主に教材の修正に使用した。しかし、母親を対象とした、修正した教材の適切性の検討を予定していたが、実施できておらず、質問紙や対象者への謝金などの使用がなかった。
次年度は、結果公表にかかる費用、母親を対象とした教材の適切性の検討のための質問紙や対象者への謝金などに使用する予定である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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