2022 Fiscal Year Research-status Report
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20K19170
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
土屋 さやか 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (50757044)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 助産学 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本に住む外国人住民の数は増加しており、外国籍の母親からの出生数も増加している。一方で、外国人妊産褥婦は自国を離れて出産することで家族や社会からの支援を受けにくいため社会基盤が脆弱であり、周産期において孤立しやすい社会的ハイリスク群である。本年度は、助産師が分娩入院の退院前に外国人褥婦と確認することをまとめた「外国の方向けの退院時チェックリスト」の使用状況についての質的研究の準備、研究計画の立案、研究倫理審査の申請、データ収集を行った。「外国の方向けの退院時チェックリスト」は外国人褥婦にとって必要な産後の生活・手続等に関する情報漏れを防ぐことに加え、外国人褥婦と助産師のコミュニケーションの促進を目的に作成されている。本研究では、「外国の方向けの退院時チェックリスト」を使用した助産師を対象に半構造化インタビューを行い、実際の臨床場面でのチェックリストの使われ方、使用時の外国人の反応などを明らかにすることで、外国人妊産褥婦に対するよりよい助産師によるケアを検討することを目指している。本研究内容は2023年10月に開催される第64回日本母性衛生学会総会・学術集会での演題発表に向けて、現在結果の分析を行っている。 また、前年度から継続して行っている妊婦の栄養状態に関して「ローリスク妊婦の妊娠中期・後期の体格不満の変化―シルエット図を用いた縦断調査―」と題して2022年9月に開催された第63回日本母性衛生学会総会・学術集会で口頭発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍において、実際のデータ収集を前年度まで行えていなかったが、本年度はデータ収集を開始することができた。データ収集開始が遅れたことで、1年の研究期間の延長を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は収集したデータの分析・発表を行い、研究結果の公表を行っていく。
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Causes of Carryover |
コロナ禍の影響でデータ収集の開始が遅れたため、次年度使用額が生じた。次年度は、データ収集の継続・分析・発表のために研究費を使用する予定である。
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Research Products
(1 results)