2021 Fiscal Year Research-status Report
VR技術を応用した育児技術シミュレーションプログラムの開発と評価
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20K19183
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Research Institution | Kagawa Prefectural College of Health Sciences |
Principal Investigator |
植村 裕子 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (50353149)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 育児技術 / VR / 教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.VR技術を応用した育児技術シミュレーションプログラム(学生版)の作成・評価 VR技術を応用した育児技術シミュレーションプログラム(学生版)は、昨年度の内容を精選し、再度研究協力施設において育児技術の撮影を行い、編集した。①新生児の抱っこの仕方、あやし方、②哺乳びんでの授乳、排気のさせ方、③衣服の交換、オムツ交換、④沐浴の4つの育児技術を5~10分程度に編集した。VR技術を応用した育児技術シミュレーションプログラム(学生版)の評価は、期間:令和3年6月~11月、対象:3年生学生70名を対象にVRゴーグルを貸し出し、学生プログラムの映像はスマートフォンで取り込み、スマートフォンをVRゴーグルを装着して視聴することを依頼した。視聴前後で、調査票の記入を依頼した。研究の参加は自由意思であり、視聴前は66部、視聴後は60部の調査票を回収した。データ入力・分析を行い、国際学会等で発表した。 2.VR技術を応用した育児技術シミュレーションプログラム(両親版)の作成・評価 VR技術を応用した育児技術シミュレーションプログラム(両親版)は、学生版を改良して、映像を作成している段階である。VR技術を応用した育児技術シミュレーションプログラム(両親版)の評価は、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、医療施設での対象の確保が難しい状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和3年度までにVR技術を応用した育児技術シミュレーションプログラム(学生版)の評価はおおむね順調にすすめられた。しかし、VR技術を応用した育児技術シミュレーションプログラム(両親版)の評価は、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、医療施設での対象の確保が難しい状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、VR技術を応用した育児技術シミュレーションプログラム(両親版)を作成し、確保できた医療施設において評価を行う。対象者が十分に確保できない場合は、研究期間を延長する予定である。
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Causes of Carryover |
令和3年度は、令和2年度に引き続き新型コロナウイルス感染症拡大のため県外、県内における学術集会及び研修会のほとんどがオンラインによる開催であり、旅費の使用額が少な かった。今年度も引き続き、旅費の使用が少ないことが見込まれ、オンラインの国内・国外の研修会・学術集会の参加により新しい知見や研究成果の発表を行っていく。
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