2021 Fiscal Year Research-status Report
ICTを活用した分娩場所選択支援ガイドの効果と実装の検証
Project/Area Number |
20K19184
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Research Institution | University of Nagasaki |
Principal Investigator |
新田 祥子 長崎県立大学, 看護栄養学部, 講師 (70638064)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 意思決定 / 意思決定ガイド / 出産場所 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、出産場所選択の意思決定ガイドの効果を検証するものである。2021年度は、意思決定ガイドを使用した群(介入群)と使用していない群(対照群)の2群に割り付け、データ収集を行った。アウトカムとして分娩場所の意思決定における葛藤を2群間で比較するランダム化比較試験を行った。 研究デザインは、意思決定ガイドを使用した群(介入群)と使用していない群(対照群)に割り付け、2群間で比較するランダム化比較試験である。 研究対象者は、(1)20歳以上39歳以下の女性、(2)経膣分娩による出産経験のある者、(3)既婚で今後妊娠を希望している者、(4)東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県に在住の者であることを組み入れ基準とした。 また、割り付け方法については、研究参加の同意順にコンピューターにて乱数を発生させ、ブロックサイズ6にて500名に割りつけをおこなった。 介入方法は、対照群は、出産に関する情報のWebページを視聴してもらい、介入群は、Webによる出産場所の意思決定ガイドを視聴してもらうこととした。 データ収集は、ベースライン時と介入後の2次点でデータ収集を行うこととした。プライマリアウトカムを、意思決定における葛藤としてDecisional conflict scale(DCS)にてデータ収集を行い、また、セカンダリアウトカムには、出産場所に関する知識等を設定し、データ収集をおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2021年度の主な研究計画は、データ収集を行うことである。計画では、介入群の研究対象者には、意思決定ガイドを使用してもらい、出産場所の意思決定における葛藤についてデータ収集を行うこととしており、予定通り実施することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、収集したデータについて分析を行い、意思決定ガイドの改良について検討を行うこととする。
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