2022 Fiscal Year Research-status Report
在日中国人女性の産後うつ症状を予防するための看護介入プログラムの改訂・検証
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20K19193
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
金 瓊愛 藤田医科大学, 保健衛生学部, 助教 (30826334)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 看護 / 産後うつ / 予防 / 在日外国人 / 母親学級 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、日本で出産する中国人女性を対象にストレスの軽減に焦点を当てて、妊娠後期から実施する産後うつ症状を予防するためのネット配信による看護介入プログラムの効果を検証することを目的としている。2022年度は以下のような件キュ活動を行った。 1.ネット配信のための動画を作成するにあたって、動画編集ソフトの利用方法を学習し、コンテンツの考案する考案する作業を行なった。 2.研究倫理審査委員会への計画書提出と承認 2022年6月、研究代表者所属施設の研究倫理審査委員会に計画書を提出し、承認を得た。 3.本研究は、日本で妊娠・出産する中国人女性を対象者にして、動画の視聴とチャットグループの形成を通してその効果についてデータ収集を行う方法を計画している。しかし、2022年度もCOVID-19感染症第6波の影響で、研究協力施設及び研究対象者の獲得が非常に困難となった。そこで、感染症流行禍でのデータ取得方法の再検討、感染と安全に配慮した研究計画へと修正を行った。この計画修正等に時間を要し、研究対象者の募集が遅れた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年6月より所属施設の研究倫理審査会の承認を得てから研究データ収集を開始する予定であったが、COVID-19感染症流行禍のため研究協力施設及び研究対象者の募集が滞っており、目標に到達していないため、進捗状況は「やや遅れている」と判断した。 また、COVID-19感染症流行禍での研究計画へと再考が必要であったため、修正に時間を費やした。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年9月までにデータ収集を行いつつ、データの分析を同時進行して、11月までに結果をまとめる。2024年3月の国際看護学会において研究成果を発表し、同月までに研究成果を論文にまとめ学会誌に投稿する。 データ収集具合が予定通りに進まなく、十分な対象者数が得られなかった場合、事例ごとに分析して事例報告として成果をまとめる。
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Causes of Carryover |
当初の計画として、研究打ち合わせ(千葉大学亥鼻キャンパス、交通費)、データ収集(東京、千葉における施設への交通費、宿泊費)、研究協力施設への研究依頼や倫理審査委員会への出席(交通費)が新型コロナウイルス感染による国や施設での対応が出されて、研究進捗は大幅に滞っている状況である。また、本研究の介入プログラムにおけるビデオ動画とパンフレットなどの作成費として使用する予定であった計画も延期された。上記の内容を今年度中に進んでいく予定であるため、2022年度の未使用分を2023年度の予算として本年度に使用する計画である。
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