2020 Fiscal Year Research-status Report
循環器疾患予測スコアを指標とした禁煙に伴う最大許容体重増加量の推定
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20K19205
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
呉代 華容 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (30708681)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 禁煙 / 循環器疾患予防 / 体重増加 |
Outline of Annual Research Achievements |
喫煙は循環器病・がんなどの非感染性疾患による死亡を予防し得る最大の要因である。この喫煙への対策に加えて、わが国では2008年以降メタボリック症候群(MetS)対策が循環器病予防の柱となり、肥満予防・改善がスクリーニングや保健指導の中心概念とされている。ところが、一般的に禁煙開始後には体重増加をきたすため、同じ循環器病予防を目指すものでありながら、禁煙とMetS対策とが、体重という観点で相反する場合がある。本研究では、禁煙に伴う体重増加により、循環器疾患予測スコアが上昇に転ずる点(最大許容体重増加量)を、一般集団および基礎疾患別に算出することを目的とし、これにより、対象者の背景に応じた、真に安全かつ効果的な禁煙支援の根拠を提供することを目指すものである。 令和2年度は調査協力機関への研究説明や内容の協議、データ授受方法の検討の上、内諾を得て研究遂行に関して双方の倫理審査委員会からの承認を得た。禁煙者の同定アルゴリズムやデータ抽出の詳細について、実務担当者と協議を重ねているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症拡大の影響をうけ、調査協力機関への説明、データセット入手に関する契約が当初予定していた時期より遅れたため、データ受領に至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
データを受領し、データクリーニング、データ突合、体重推移や循環器疾患パラメータの推移に関する基礎集計を進める。
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Causes of Carryover |
データ受領が遅れており、データ整理ならびにデータ分析のための謝金・物品費の使用が当初の予定よりも遅くなった。次年度はペースアップを図り、今年度の予定額を同様の目的にて次年度執行する予定である。
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