2023 Fiscal Year Research-status Report
介護施設の看護管理者用ケアスタッフキャリア支援プログラムの開発と実行可能性の検証
Project/Area Number |
20K19208
|
Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
伊藤 裕佳 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (40405064)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 介護施設 / 看護管理 / ケアスタッフ / キャリア支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、看護管理者が他職種を含むケアスタッフの人材育成を担う介護施設において、看護管理者が活用できるケアスタッフのキャリア支援プログラムを開発し、さらに複数施設の看護管理者に開発したプログラムを試行してもらい、介護施設におけるキャリア支援の阻害要因と促進要因を明らかにすることで、開発したプログラムの実行可能性を検証することを目的とする。 2023年度は介護施設での感染対策を遵守しながら、研究者が開発した看護管理者用ケアスタッフ・キャリア支援プログラムを介護施設の看護管理者に試行してもらうとともに、データ収集を進めていく予定であったが、プログラム内容の吟味の際に、介護施設に勤務するケアスタッフの成長要因に基づく支援内容の加筆修正が必要となり、介護施設に勤務する看護職を対象にアンケート調査について実施した。現在データ分析中である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
看護管理者用ケアスタッフ・キャリア支援プログラムの試行にあたり、ケアスタッフの成長要因を明らかにするアンケート調査を実施することになり、プログラムの試行までに至らなかった。また、所属機関において大学院開設に伴う教育業務の大幅な増加により、研究に費やす時間が十分に確保できなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
介護施設のケアスタッフの成長要因も考慮し、より精度を高めた看護管理者用ケアスタッフ・キャリア支援プログラムを介護施設の看護管理者に試行してもらうとともに、データ収集を進めていく予定である。
|
Causes of Carryover |
文献検討は所属機関においてデータベースを使用し、オンラインジャーナルからダウンロードすることで、文献複写の費用を抑えることができた。また、開発した看護管理者用ケアスタッフ・キャリア支援プログラムの試行までに至らなかったため、データ収集にかかる旅費や研究協力者への謝金の支出がなかった。そのため、次年度使用額が生じた。
|