2021 Fiscal Year Research-status Report
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20K19227
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Research Institution | Himeji University |
Principal Investigator |
古川 智恵 姫路大学, 看護学部, 准教授 (20742513)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 周術期 / ケア / 教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在、新型コロナウイルスのため、相手国の施設では、先進国からの医師が手術の応援に行くことができず、また、感染拡大の理由等から手術ができない状況にある。そのため、周術期の看護師は、ワクチン接種のため、農村部に出向しており、教育活動ができない状況にある。 現在、周術期ケアにかかわる看護師の質問紙調査を計画しており、研究計画書を作成し、所属大学での研究倫理審査の承認を得た。さらに、ラオス民主共和国の保健省の倫理審査申請も終え、調査を始めようとしたが、コロナウイルスにより、渡航することができず、調査が進められていない状況にある。 そのため、フェース2の看護師への教育のプログラム作成を前倒しして進めることとし、準備を開始している。まずは、基本的な周術期看護の観察ができるように、ヘルスアセスメントの方法について、シュミレータを活用した、オンライン教育を行うための準備に取り組んでいる。さらに、渡航が可能になれば、すぐに実施できるように、基本的なヘルスアセスメントのリーフレットを作成するための、撮影を行っているところである。 また、周術期ケアを実践するためには、ラオスの看護師に日本の周術期ケアの実際を学んでもらうことが必要であると考え、日本での研修プログラムを検討しており、実習施設を調整しているところである。しかしながら、新型コロナウイルスの感染対策のため、研修受け入れ先の調整が難航しており、大変厳しい状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大のため、ラオスに渡航することが困難であり、直接の教育が行えない。また、相手国の看護師も、ワクチン接種の巡回のため、調査に協力することが困難な状況である
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスが収束し、渡航可能になれば、直接指導を行う予定である。また、渡航できないときは、リーフレットやビデオを作成し、遠隔での教育方法を検討している
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスのため、調査ができず、研究が遅れている。
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