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2020 Fiscal Year Research-status Report

Research for developing the support system of home based pulmonary rehabilitation using mobile devices

Research Project

Project/Area Number 20K19232
Research InstitutionOsaka Medical College

Principal Investigator

山本 暁生  大阪医科大学, 看護学部, 助教 (30758842)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
KeywordsCOPD / モバイルアプリケーション / ICT
Outline of Annual Research Achievements

慢性閉塞性肺疾患(COPD)にみられる労作時の呼吸困難感は患者の活動を低下させる要因であり、低い身体活動性は生命予後の危険因子でもある。息切れを軽減する目的で呼気終末での気道閉塞を緩和するために口すぼめ呼吸などの呼吸法が呼吸リハビリでは指導される。しかし、簡便に指導された手技の定着を評価する方法が未確立である。本研究では、呼吸リハビリテーションで活用できるセルフマネジメントの支援システムを検討することを目的としている。
初年度となる2020年度は、COPD患者のセルフマネジメントに活用できるアプリケーションのコンテンツを考えるための関連する文献の検索を行った。文献は系統的検索方法を用いてCOPDのセルフマネジメントに有用なアプリケーションに必要な要素を明らかにする目的で収集している。この目的を達成するため、次の三つの目標を定めている。1)セルフマネジメント教育の定義と実施内容の具体事例をまとめる。2)セルフマネジメントで最も課題となっている事柄を明らかにする、3)セルフマネジメントで用いられるモバイルアプリケーションの事例を明らかにする。
検索対象となる包含基準は、1)COPDを対象としているもの、2)呼吸リハビリテーションの一環として行われているもの、を設定している。除外基準として、脳血管疾患、認知症など認知機能低下のある対象者とした。国内外の文献データベースを用いて現在、文献を収集して、分析に着手し始めた。今後、文献の分析を行ってセルフマネジメントに活用できるシステム情報を整理し、有用なコンテンツ案を検討する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2019年度に研究代表者の所属機関が変更となったことから、延長していた別の研究プロジェクトを進めるために多くのエフォートを割いた。その結果、今年度は文献検討と呼吸リハビリテーション専門家との意見交換などを通じた必要なコンテンツ案の作成まで行う予定であったが、文献検討にとどまってしまったため。

Strategy for Future Research Activity

延長していた研究プロジェクトを終えたことから、次年度は本研究へのエフォートを増やしていく。令和2年度に引き続き、コンテンツ案の作成のため、収集している文献の分析を行って、セルフマネジメントに資するアプリケーションの要素を整理する。その上で、呼吸リハビリテーション専門家との意見交換を経てアプリケーションの試作を行っていく。

Causes of Carryover

所属機関が変更となったことから延長していた研究プロジェクトを進めるために多くのエフォートを割いた結果、今年度は文献検討と呼吸リハビリテーション専門家との意見交換などを通じた必要なコンテンツ案の作成まで行う予定であったが、文献検討にとどまってしまったため。また新型コロナウイルス感染症の流行によって情報収集で参加予定だった学会がオンライン開催になり旅費が大幅に削減された。人件費は、事務補佐の確保が進まず、予定された支出額を削減した。そのため、次年度はアプリケーションの要素を整理しつつ、機器の整備を行うこと、文献整理のためにも事務補佐員を確保して人件費の支出を行っていく予定である。

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Published: 2021-12-27  

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