2021 Fiscal Year Research-status Report
農村ソーシャル・キャピタル醸成に向けた高齢者のストレングス活用モデルの構築
Project/Area Number |
20K19246
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
井上 智代 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (80621763)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | アセット / ストレングス / ソーシャル・キャピタル / 地域在住高齢者 / 農村 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、農村ソーシャル・キャピタル醸成に向けた高齢者のストレングス活用モデルの構築を作成することを目的としている。 2021年度については、高齢者のストレングスについてのグループインタビューに向けてのインタビューガイドの検討および次年度以降の調査の準備を行った。その際、住民の生の声から個人やコミュニティが持っているアセットを引き出し、活用しているの内容が抽出できるような内容を検討することとした。 インタビューガイドを検討するにあたり、アセットに基づくストレングスを抽出できる質問項目として、尾島(2008,2010 )、JP Kretzmann and JL Mcknight(1996)、A Morgan and E Ziglio(2013)、Glasgow Centre for population health(2011,2022)等、国内外の文献を参考に、individuals(個人),association(組織・グループ),institutions(機関・コミュニティ全体)の3つの視点と、①資産をつなぐ、②資産に対する認識を高める、③資産を繁栄させるという視点を盛り込むこととし、インタビューガイドを作成した。 さらに作成したインタビューガイドについては、老年学および公衆衛生看護学の専門家とインタビューの内容を検討し精錬した。 現在、グループインタビューを実施するフィールドの調整を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、住民への聞き取りなど制限がされる状況で、当初よりやや遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
①研究協力の依頼を行い、対象者の抽出について打ち合わせの機会を設定する。 ②住民への聞き取りの実施 ③聞き取りの内容整理と、調査票の作成、調査の実施、分析
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、インタビュー調査及び郵送調査の実施が遅れている。今後、インタビュー等に伴う経費、郵送調査等に使用する。
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