がん終末期ケアを担う訪問看護師のピアサポートプログラムの開発

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 20K19258
• Research Institution: Gifu Shotoku Gakuen University
• Principal Investigator: 森 京子 岐阜聖徳学園大学, 看護学部, 講師 (90453084)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: がん終末期 / 訪問看護師 / 看取り / ピアサポート

Outline of Annual Research Achievements

2020年度は、がん終末期ケアを担う訪問看護師に対するサポートに関する文献検討および、訪問看護師に対するインタビュー調査を行った。
1.文献検討
国内外の文献を対象とし、がん終末期ケアを担う訪問看護師に対するサポートに関する文献検討を行った。国内文献においては、がん終末期ケアを担う訪問看護師に対するサポートに関する報告は見当たらなかった。訪問看護師は利用者や多職種に対しサポートを提供する存在であり、看取りに伴う負担感を抱く訪問看護師が、サポートを受ける存在と捉えられていない可能性が示唆された。
2.インタビュー調査
訪問看護師3名に対するインタビュー調査が終了している。インタビュー調査を継続すると共に、既にインタビューを終えた3名のデータの分析を進めている。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

COVID-19の影響によりインタビュー調査が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

研究協力施設との調整を進め、感染拡大の状況を見ながら、インタビュー調査を進める予定である。また、感染拡大の状況によっては、テレビ会議システムを活用したインタビュー調査を行うことも検討している。

Causes of Carryover

COVID-19の影響により、参加予定であった学会がオンラインでの開催となったため、学会参加に係る旅費の支出が不要となった。また、インタビュー調査の実施が遅れたため、インタビュー調査に係る旅費、謝金、テープ起こし代等の経費を繰越すことになった。
繰越し金はインタビュー調査に係る費用に充てる。2021年度分として請求した予算のうち、専門家会議に係る旅費については、一部オンラインでの会議を検討し、オンライン会議に必要な物品の購入に充てる。