2022 Fiscal Year Research-status Report
産後うつ病を予防するための保健師の教育プログラムの開発
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20K19272
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
武井 勇介 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (70723576)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 産後うつ病 / 保健師 / 教育プログラム / インストラクショナルデザイン / ADDIE / Kirkpatrick |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、産後うつ病を予防するための保健師の教育プログラムの開発とその効果を検証することを目的としている。 2022年度は、これまでに実施してきた、全国調査の結果および先行研究の内容について、関連学会での発表を行い、研究内容の整理、検討を行った。その後、インストラクショナルデザインの理論に基づき、教育プログラムの学習目標、評価方法の設定、eラーニングシステムを用いた、教育プログラムの展開方法を設計した。また、学習目標を達成するために必要な教材を開発するため、これまでのニーズ調査をもとに動画教材を開発した。これらの内容について、看護学研究者および教育学研究者から助言をうけ、保健師4名へプレテストを実施し、内容や使いやすさ等の検討を重ねていった。 現在は、産後の母親に関わる市町村保健師に対して教育プログラムの対象者を募り、41名の研究協力者が得られ、研究協力者に対して、学習管理システム(Learning Managment System;LMS)への受講登録を行い、教育プログラムの運用を開始し、その結果をまとめている状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度は教育プログラムの開発に向けて、全国調査や先行研究等の整理に取り組み、産後うつ病を予防するための保健師の学習ニーズを把握してきていた。今年度は、教育プログラムの実施および評価までを予定していたが、教材開発やeラーニングシステムの構築および対象者の募集に時間を要していた。また、COVID-19の影響から、研究に費やす時間の確保や研究協力者の参加が困難な状況であった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、教育プログラムを実施して得られた結果を分析し、その内容をまとめ、学会発表および論文への掲載を目指していく。
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Causes of Carryover |
今年度のオンラインでの研修や学会参加で効率化できた旅費等については、次年度分の関連学会での旅費や研究成果の公表に計上予定である。
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