2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of a nursing intervention model focusing on the characteristics of sleep and autonomic activity in active older adults
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20K19275
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
佐藤 美樹 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 准教授 (90633157)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 自律神経活動 / バランス / 地域で暮らす / 健康寿命 / QOL / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本は世界一の長寿国であり、平均寿命が延びるなか介護を受けることや寝たきりにならずに日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」は平均寿命より約10年短いと言われている。一方で、地域には歳を重ねても元気で仕事や趣味、社会貢献などを行い、自立している高齢者は多く存在する。 本研究は、自律神経活動のバランスに着目し、活動的な高齢者の自律神経活動の特徴を明らかにすることを目的としている。2021年度も2020年度に引き続きCOVID-19の感染拡大に伴う規制や大学での研究自粛、出張禁止にて調査研究に遅れが生じていた。しかし、研究が出来ない時期には研究協力者の支援を得ながら、昨年度から行っていた文献レビューの論文投稿を行い、Zoomでの国際学会発表を行った。また、「健康的なライフスタイル、自律神経活動、健康的な老化のための睡眠状態」についての著書の執筆発表を英文で行った。研究自体は倫理委員会を通過させ、プレテストやデータ収集と並行して解析作業をできるところから行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年度は昨年度に引き続きCOVID-19感染拡大に伴う大学内の教育研究活動方針や、研究自粛や出張禁止にて研究に遅れが生じていたが、研究が出来ない時期に執筆中であった文献レビューの論文投稿やZoomでの国際学会発表を行った。また、「健康的なライフスタイル、自律神経活動、健康的な老化のための睡眠状態」についての著書の英文執筆を行い、IntechOpenに投稿して書籍化された。研究自体は研究のデータ収集を行い、取れたデータを分析して、症例研究を執筆している。
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Strategy for Future Research Activity |
対象者が高齢者であることや、まだまだCOVID-19の終息がみえない状況であることから、研究遂行は厳しい状況にあるが、調査時間の短縮や出来る限り非対面での調査を検討して、研究協力者の支援を得ながら、目標数に向けて調査を進めて行く。習得したデータは、速やかに解析してデータ蓄積を行い、論文として投稿していく。
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Causes of Carryover |
2022度もCOVID-19感染拡大により、調査研究の時期が限られたり人数の制約等があり、研究遂行が予定通り進まなかったため、調査症例数が予定数に達することが出来なかった。残額分に関しては、2022年度に繰り越して、調査費用や謝金、論文投稿費等に使用予定である。
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