2022 Fiscal Year Annual Research Report
骨盤底筋に着眼した高齢者の新たな腰痛予防・改善プログラムの開発
| Project/Area Number |
20K19298
|
|---|
| Research Institution | Hokuriku University |
|---|
Principal Investigator |
宮地 諒 北陸大学, 医療保健学部, 助教 (50847001)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
| Keywords | 骨盤底筋 / 腰椎 / MRI / 運動制御 / 高齢者 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、地域在住高齢者の腰痛に対して、体幹安定性に関与する腹筋群と協調して働くとされる骨盤底筋に着目し、腰部の運動制御および縦型オープンMRIによる骨盤底筋位置を指標にトレーニング効果を検証することを目的としている。
2022年度は、感染症流行の影響により地域在中高齢者での計測および運動指導が困難で
あったため、健常者を対象とした予備的検証の実施および成果を論文にて報告した。健常成人女性を対象に縦型オープンMRIを用いた骨盤底位置と腰部運動制御能力、超音波画像法による膀胱底挙上量および連続膀胱底挙上時間との関係を検証した。その結果はJournal of Back and Musculoskeletal Rehabilitation（タイトル：Relationship between pelvic floor muscle function and changes in lumbar spine and hip motion due to pelvic floor muscle contraction）にて報告した。
また、健常男性を対象に、体幹軸伸展運動の骨盤底筋および腹筋群への影響を超音波画像法での膀胱底挙上・下制量、および表面筋電計による体幹筋活動の変化として検証ものについても結果をJournal of Back and Musculoskeletal Rehabilitationに報告した（タイトル：Effects of Axial Extension on Pelvic Floor Displacement and Abdominal Muscle Activity during pelvic Floor Muscle Task ）。
それらに加え、高齢者での計測が困難なことから、予備的介入研究として腰痛を有する経産婦に対象をきりかえて、骨盤底筋トレーニングによる骨盤底位置や腰部運動制御への効果の検証を行った。
|
Research Products
(4 results)
