2023 Fiscal Year Research-status Report
オステオサルコペニアを有する高齢心不全の臨床的特徴と予後に関する検討
Project/Area Number |
20K19313
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
長岡 凌平 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (60860286)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | オステオサルコペニア / 心不全 / サルコペニア / 骨粗鬆症 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,高齢心不全患者を対象に,(1) オステオサルコペニアの発症や進行の関連因子を横断研究による網羅的解析によって探索すること,(2) オステオサルコペニアと予後との関係に影響する因子を,前向きコホート研究によって特定することを目的として行われている. 2023年度には、本研究の遂行に必要な患者情報を登録するデータベースの運用を継続した. また,心不全患者においてオステオサルコペニアの合併が予後に与える影響を検討するための解析を行っている. 加えて,サルコペニアとビタミンDとの関連を検討するためのコホート研究を実施し,その成果を国際誌に発表した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
ベータベースへの患者情報の登録は進んでいるが,初年度に COVID-19 により入院が制限されたことに伴い,登録患者数が予定していたよりも少なくなってしまったため.
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Strategy for Future Research Activity |
オステオサルコペニアの関連因子およびオステオサルコペニアと予後との関係をより詳細に検討するための解析およびその成果を国際誌にて発表するための準備を進めていく.
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Causes of Carryover |
登録患者数が予定よりも少なくなり,データ解析および論文執筆が遅れたため.次年度では,研究成果を国内・国外の学会で発表するための旅費や論文投稿費用に充てる.
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