2020 Fiscal Year Research-status Report
変形性膝関節症者の屋内・屋外環境下での膝関節にかかる負荷の相違
Project/Area Number |
20K19372
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
矢口 春木 東北大学, 大学病院, 理学療法士 (10750060)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 変形性膝関節症 / ウェアラブルセンサ / 研究環境調整 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、新型コロナウィルスの影響により、研究環境(場所、時間、人員、内容)を整える必要があり、当初予定されていた課題通りの遂行が困難であった。そのような環境下で行った内容は、①測定機器の購入(パソコンや慣性センサ、下肢荷重計)や②測定機器の設定(各センサとPCとの接続)、③実験環境の選定(屋内環境と屋外環境の歩行路、階段の実寸の計測)、④研究参加者の公募方法である。 ①測定機器の購入:測定機器の仕様とパソコンとの接続ができないトラブルがあり、業者との打ち合わせがあり、購入から導入まで数カ月かかった。②測定機器の設定;上記の接続トラブルがあったが、現状では設定できる環境にある。また、同システムで以前に測定したデータ解析に着手したことで、本研究の測定後の解析作業が円滑に遂行すると思われる。③実験環境について、屋内環境は診療室外の廊下を想定したが、人通りと密閉な環境であることから、別な場所への変更を検討した。現在は、リハビリテーション室での測定を主に想定している。屋外環境は、研究参加者に負担がかけないような環境を設定し、病院玄関外の舗装された場所を想定している。実際に使用する場所の距離や階段の実寸を測定した。④研究参加者の公募が、新型コロナウィルスにより配慮する必要があり、当初より限られた範囲で行うように調整を行った。 2021年度は、2020年度で得られた実験環境下で実測を行い、研究成果を提示していく。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルスの影響により、研究管理体制の変動があり、測定環境(場所、時間、内容)を整えることに時間を費やす必要があった。さらに、研究参加者の募集についても、社会状況に合わせて、配慮することがあり、円滑に進められなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、新型コロナウイルスの影響に配慮しつつ、研究体制・環境を(場所、時間、内容)を整えたため、2021年度は、研究課題を推進して実施していく。
|
Causes of Carryover |
測定機器とパソコンとの接続ができないトラブルにより、対処するための期間が必要であり、必要な物品の購入時期が延期してしまった。 2021年度上半期中には、必要物品を揃えるように計画している。 また、新型コロナウィルスにより海外学会への参加ができないため、当初予定していた情報収集が行えていない。 2021年度は、ウェブ開催の学会での参加も行い、積極的な情報収集を図る。
|