2020 Fiscal Year Research-status Report
遷延性意識障害の潜在的残存機能評価に基づくリハビリテーション手法の開発
Project/Area Number |
20K19404
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Research Institution | National Rehabilitation Center for Persons with Disabilities |
Principal Investigator |
高村 優作 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 運動機能系障害研究部, 研究員 (20846175)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 遷延性意識障害 / 脳波 |
Outline of Annual Research Achievements |
遷延性意識障害例の脳波を分析し、また臨床評価所見との関連性について検討したところ、特定の周波済帯域のパワーやコネクティビティの強さが臨床評価所見と一定の関係性を示すことが明らかとなった。また、臨床評価所見と比較して脳波上で良好な特徴を示す症例が数例確認された。更に数症例で視線計測をおこなった結果、そのような症例では視線がやや大きく動くことが分かった。 上記の成果は学会発表が決定していたが、COVID-19の影響により中止となった。同成果を更に深め論文執筆のための追加解析を実施している。 視線計測システムについては、システムは作成したが適した画像の選定までには至っておらず、次年度の課題であると言える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響があり、病院などでの計測が困難であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の状況に改善がみられれば、病院などでの計測を進めていく予定である。しかし、改善が無いことも想定し、遠隔での計測環境の構築および開発についても検討をすすめていく。昨年度までの成果に関しては、追加遺跡を進め論文執筆を行う予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19および緊急事態宣言の影響があり、学会発表や計測、研究ミーティングのための旅費を使用しなかったため。 次年度以降の旅費および遠隔での計測システム構築に充当する予定である。
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