2021 Fiscal Year Research-status Report
膵癌患者のEMSを用いた新しい周術期リハビリテーションプログラムの開発
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20K19413
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
中島 勇樹 広島大学, 病院(医), 理学療法士 (70741289)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 膵癌 / リハビリテーション / 運動機能 / 身体活動量 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は周術期膵癌患者に対する有効なリハビリテーションを提供するため研究Aおよび研究Bの二つの研究から構成されている。 研究Aでは膵癌患者の運動機能とQOLの関連について調査した。術後には運動機能(握力、下肢筋力、歩行速度)が低下する傾向にあることが示された。QOLについては術後早期には低下するという先行研究同様の結果であった。加えて、QOLの低下に歩行速度の低下が関連することが示され、運動機能の維持の重要性が示された。このことから、運動機能の維持はADLのみでなくQOLの維持といった観点からも重要である可能性が推察された。膵癌患者では、身体活動量が低下する可能性が示されており、本年度は、身体活動量の調査および解析を継続して行なった。また、末梢神経障害を有する者もいることから、深部感覚の評価方法の検討を行なった。 研究Bでは、周術期に一般的に用いられるEMSの効果検証を行う。本年度、胸部、腹部外科術後のEMSが運動機能に与える影響について系統的レビューを行いながら、導入を行なった。系統的レビューは継続中であるが、現時点で膵癌に関する介入は報告されていないことが明らかとなっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究Aについては、概ね順調に進捗しており、関連項目となりそうな身体活動量に関する調査を追加した。研究Bについては、系統的レビューを追加し介入効果について検討を行なっており、進捗がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究内容は概ね開始時と変更のない予定であるが、次年度中にはEMSを使用した結果について解析を行う。
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Causes of Carryover |
購入予定であった徒手筋力計を次年度から症例数が増加することが予想されたことから次年度購入とした。それに伴い関連備品も次年度購入とした。
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Research Products
(2 results)