2021 Fiscal Year Research-status Report
Establishment of a screening method for dementia by measuring upper limb motor function using an electronic drum
Project/Area Number |
20K19438
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
宮崎 敦子 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (30771521)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 認知症 / スクリーニング / 失行 / 認知機能障害 / 運動機能障害 / 介入 / 高齢者施設 / 廃用 |
Outline of Annual Research Achievements |
この研究は高齢者施設入所中で、且つ認知症がある方を対象に、プログラム遂行中の動作により判別できる認知症重症化スクリーニングテストの構築を目的としている。従って、高齢者施設入所中の方を被験者として募集する必要があり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は感染拡大状況にあり、感染予防のため、実験者が施設内に立ち入りができず、被験者募集や実験ができない状況下であった。施設内でも、感染防止対策やクラスター発生、それに対応した生活支援の提供等で日常業務がひっ迫しており、実験依頼に必要な実験内容の説明のスケジュール調整についても全く不可能であった。また、この研究は、プログラム遂行中の動作と関連した認知症の責任病巣と進行を調査するために、MRIにより被験者の脳皮質を撮像する必要がある。東北大学加齢医学研究所のMRIを使用する予定であったが、3回新型コロナワクチン接種が終わった後でも、感染リスクが高い被験者の確保や移動、計測については非常に難しい時期であった。従って、昨年度も同様、実験開始ができていない。従って、2021年度は、遠隔で研究実施計画にあるプログラムが提供できているシステムを構築するなど工夫をし、対面、遠隔でプログラムを提供できるように準備した。研究協力機関と情報を常に共有しているため、2022年度は、感染症が収まり次第、研究を実施できるよう準備をしている。計画通りに実験が可能になることを期待し、年度内には計測データを取り終えたい。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本実験は、高齢者施設入所中で且つ認知症がある方を被験者として募集する必要があり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染予防のため、被験者募集ができない状況下であった。また、MRIで被験者の脳皮質を撮像する必要があり、新型コロナワクチン接種が終わった後でも、感染リスクが高い被験者の確保や移動、計測については困難を極めた。従って、2021年度は研究を進捗することができなかった。遠隔で体験できるようプログラムの開発を行い、施設内に極力立ち入らず実験を可能にする方法を構築した。
|
Strategy for Future Research Activity |
協力施設、協力病院と連携をし、更なる感染予防対策に努め実験を遂行する予定である。実験者は、実験期間は施設付近に宿泊するなど、移動や外出の機会を極力避け、PCR検査を定期的に受ける。実験は定員余裕が十分にある広い会場を使用し、エリアを分けることで密を避け、対面にならぬよう横並び試行の徹底し実行する。研究協力機関と情報を常に共有しているため、2022年度は、感染症が収まり次第、研究を実施できるよう準備をしている。計画通りに実験が可能になることを期待し、年度内には計測データを取り終えたい。
|
Causes of Carryover |
本実験は、高齢者施設入所中で且つ認知症がある方を被験者として募集する必要があり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大及び予防のため、被験者募集ができない状況下であった。また、MRIで被験者の脳皮質を撮像する必要があり、新型コロナワクチン接種が終わった後でも、感染リスクが高い被験者の確保や移動、計測については困難を極めた。従って、実験が遂行できなかった。
|