2020 Fiscal Year Research-status Report
車いすマラソンパラアスリートの上肢傷害に関する大規模な横断的研究
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20K19454
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
坂田 ゆき 和歌山県立医科大学, 医学部, 学内助教 (60816742)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 車いすマラソン / 上肢障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は①車いすパラアスリートを対象にアンケート調査と上肢検診を実施し、車いすパラアスリートの上肢傷害の実態について横断的調査を行い、上肢傷害の早期診断・ 早期治療に繋げる事、そして、②上肢傷害と背景因子との関連を検討し、車いすマラソンパラアスリートの上肢傷害発生関連因子を特定して、上肢傷害の発生・増悪予防策を講じる事である。競技歴の長い選手から浅い選手まで、幅広い選手の横断研究を複数年度に亘って行い、車いすマラソンにおける上肢傷害の発生実態を調査する。複数年度に亘って調査することにより、複数回参加選手では症状の推移や治療経過を経過を把握することができる。2020年2月以降、日本でも感染拡大を見せ始めた新型コロナウイルス感染症の拡大で海外選手の参加が難しく、2020年11月15日に国内選手だけに限定し大分車いすマラソンが開催された。しかし、新型コロナウイルス感染拡大予防の対策上、無観客で競技運営関係者をごく一部に限定して取り行われた。これにより、開催前日に車いすパラアスリートを対象にアンケート調査や上肢検診を実施し実態について調査する予定であったが、感染予防対策上、車いすパラアスリートに接触することができず、2020年度の調査は見送りとなった。 2021年5月7日現在、11月21日に大分国際車椅子マラソン大会が開催される予定であり本研究を行う予定である。しかし新型コロナウイルス感染拡大予防の対策上、車いすパラアスリートと接触できるかは不明である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年11月15日に開催された大分国際車いすマラソン大会に参加するパラアスリートに対し、研究計画書に沿ってアンケート調査や検診を行う予定であったが、新型コロナウイルス感染症の拡大やそれに対する感染防止対策のため、アンケート調査や検診を行うことができなかった。 よって、研究計画書で予定していたデータを取ることが出来ず進捗状況は遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年5月7日現在、11月21日に大分国際車椅子マラソン大会が開催される予定であり本研究を行う予定である。アンケート調査や検診を予定しているが、新型コロナウイルス感染拡大予防の対策上、車いすパラアスリートと接触できるかは不明である。
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Causes of Carryover |
アンケート調査に必要なコピー用紙やコピー機、検診で超音波検査を行う際に必要な超音波検査用ジェル等の購入を検討している。
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