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2021 Fiscal Year Research-status Report

腱の温度上昇に着目した腱障害発症メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 20K19461
Research InstitutionToyo University

Principal Investigator

石垣 智恒  東洋大学, ライフデザイン学研究科, 学術振興会PD (30866231)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords棘上筋腱 / アキレス腱 / 腱 / 温度 / 熱 / 運動 / 遺伝子発現 / 組織
Outline of Annual Research Achievements

当該年度は、1)熱ストレスが腱の遺伝子発現におよぼす影響、2)運動後のアイシングが腱の遺伝子発現におよぼす影響、3)腱微細構造の化学的処理が運動による腱温上昇におよぼす影響を検討した。
熱ストレスの影響に関する研究では、1日1時間、週5回、4週間に渡るラット肩腱板へ熱ストレスが、棘上筋腱および棘下筋腱の遺伝子発現におよぼす影響を検討した。現在、実験および組織採取を終え、RT-PCRを用いて腱細胞外基質の合成や変性に関連する遺伝子の発現を解析した。RT-PCRの結果を得るところまで終了しており、今後は統計解析ならびに論文執筆を行う予定である。
運動後のアイシングに関する研究では、棘上筋腱症モデルラットを作成するための下り傾斜トレッドミル走後にアイシングを行うことが、ラット棘上筋腱における細胞外基質の合成や変性に関連する遺伝子発現におよぼす影響をRT-PCRを用いて検討した。現在、実験ならびに組織採取を終えており、今後は、RT-PCRによる解析ならびに統計学的検討、論文執筆へと進めていく予定である。
腱微細構造の変化が運動による腱温の上昇におよぼす影響に関する研究では、コラーゲナーゼ、エラスターゼ、もしくはヒアルロニダーゼをアキレス腱に注射したラットに下り傾斜トレッドミル走を行わせ、運動終了直後から40分間にわたってアキレス腱の温度を測定した。今後は、どの条件でもっとも温度変化が大きいかを統計学的に検討し、研究結果を論文にまとめる予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

翌年度に異動を控えていたため、各介入実験を行うことを優先させた。その結果、当初計画していた介入実験を終えることはできたが、解析までには至らなかった。

Strategy for Future Research Activity

介入および組織採取が終了した実験課題において、各種統計解析を行う。さらに、新たなターゲット遺伝子の追加や腱破断強度の測定など、実験を追加する予定である。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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