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2020 Fiscal Year Research-status Report

Considering appropriate Throwing load index for prevent injuries for junior high school baseball players.

Research Project

Project/Area Number 20K19494
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

中村 絵美  順天堂大学, 保健医療学部, 助教 (10780223)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords投球障害 / 中学野球 / 成長期 / 投球負荷
Outline of Annual Research Achievements

成長期野球選手の連投や投球過多が問題視され,障害予防の観点から球数制限やイニング数制限の導入が検討されてきている.しかし,これまでに障害発生にどの程度の投球負荷が問題となるのか明確にされておらず,球数やイニング数のみで投球過多を判断し,障害予防を行うこと難しいのが現状である.
本研究は,発育スパート期にある中学野球選手において,繰り返しの投球動作に伴う肩肘への累積負荷と障害発生との関連を明らかにし,新たな投球障害発生の予防につなげることを目的としている.本研究では,練習および試合時の累積投球負荷の実態を把握し,前向きに追跡調査することで障害発生のリスクとなる投球負荷量を特定していく.
練習や試合における累積投球負荷を測定するにあたり,はじめに1回の投球時における肩肘への負荷について調査をおこなった.対象は,メディカルチェックを受け,肩肘に痛みのない中学野球選手(硬式137名,軟式86名)とし,事前に十分なウォーミングアップを実施した後に,投球側前腕部にウェアラブルデバイスを着用した状態での投球をおこなった.軟式選手に比べ硬式選手では平均球速が有意に速く,肘内側に加わる最大外反トルクも有意に高い結果であった.
今後は,試合を想定した球数の連続投球を実施した際,負荷の累積に伴い運動学的および主観的疲労度の変化について継続して調査を行っていく予定である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新型感染症の影響により,対象選手の所属する学校・チームの2020年度の活動が大幅に制限されたことから,時間的に,安全性の面からも十分な測定を実施することができず,当初の予定よりも遅れている状況である.

Strategy for Future Research Activity

対象選手の所属するチーム指導者・保護者と連携を行い,測定環境の条件を整えて安全面に十分配慮しながらデータ数を増やしていく.また,活動制限によるパフォーマンスへの影響の有無についても追加で情報収集を行い,投球負荷との関連についても検討していくこととする.データ収集後は,分析を実施し,学会発表および論文投稿を行う予定である.

Causes of Carryover

予定していた測定実施が遅れているため,測定に関わる人件費や移動費の使用が少なかった.次年度の測定時に合わせて使用予定である.

URL: 

Published: 2021-12-27  

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