2023 Fiscal Year Research-status Report
月経困難症を有する女性アスリートへのコンディショニング提言 ~睡眠習慣から~
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20K19501
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
澤井 朱美 筑波大学, 医学医療系, 研究員 (00831984)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 女性アスリート / 睡眠 / 時計遺伝子 / 運動 / 女性ホルモン |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は睡眠と一過性の運動に伴う研究課題を正常月経周期を考慮して検討する課題に先立ち,運動(一過性ならびに長期)による睡眠,特に時計遺伝子の発現リズムに与える影響について検討する必要があった.そこで,スコーピングレビューの形式で文献検索を行い,運動様式ならびに影響を受けることが報告されている時計遺伝子を整理した.現在,当論文は査読中である. 次年度ではアクテビティトラッカーならびに時計遺伝子の結果を中心に,運動が及ぼす影響を検討する予定であり,倫理申請書の作成も終えている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
課題に先立ち文献を整理する必要性があり,今年度は急遽レビューも実施することとしたため.また,所属先の変更も伴い,実験環境の整理や申請書作成等に時間を要したため.
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Strategy for Future Research Activity |
実験遂行に必要となる機器,ならびに試薬の目処や入手が概ね完了しており,倫理申請書の承認とともにすぐに着手できる状態である.
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Causes of Carryover |
本年度は,睡眠-覚醒サイクルを制御する時計遺伝子と運動に伴う影響について整理する必要性があり,文献整理ならびにレビュー作成を行なったため.レビュー論文は国際誌に投稿するために英文校正を受け,その費用を要した.次年度はヒトを対象とした研究課題遂行を目指し,課題遂行に向けた消耗品ならびに解析に用いる試薬の購入,人件費等に使用する予定である.
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