2021 Fiscal Year Research-status Report
野球打撃におけるスイング速度と正確性の調整スキルの解明
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20K19504
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
森下 義隆 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 講師 (50549483)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 野球 / 打撃 / スイング速度 / ボールインパクト / 正確性 / speed-accuracy trade-off |
Outline of Annual Research Achievements |
一般的に、動作のスピードと達成すべき課題の正確性は反比例の関係にあると言われている。野球の打撃において正確なボールインパクトを実現するためにはバットのスイング速度の調整が重要になると考えられるが、打撃動作において動作のスピードとインパクトの正確性との関係は明らかにされていない。また、両パラメータの調節に関与している身体運動や力発揮の特徴についても明らかにされていない。これらについて調査するため、当該年度では、①バットのスイング速度とボールインパクトの正確性との関係、および②両パラメータを調節している動作と力発揮の特徴を明らかにするために2つの実験を行った。 1つ目の実験では、野球の経験者11名と未経験者8名を対象に高速度カメラ、光学式モーションキャプチャシステム、フォースプレートを用いて打撃動作を計測した。打撃動作はティースタンドによる試技(ティー打撃)とし、3つの条件(全力を重視、正確性を重視、全力かつ正確性の両方を重視)で打撃させた。2つ目の実験は、野球経験者11名に3種類の主観的努力度(50%、75%、100%)でティー打撃を行わせ、1つ目の実験と同様の機材で計測した。現在は、取得したデータを整理し、分析作業を進めている。今後、ボールインパクトの正確性の指標となるインパクト時におけるバット上のボール座標を算出し、スイング速度との関連性や、身体運動、床反力などのデータとの関連性について検討を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の所属機関では、新型コロナウィルス感染防止のための行動制限が設けられていていた。また、実験を実施する予定の研究施設でも入構制限などの措置が取られており、被験者および研究協力者との日程調整がうまくいかなかった。以上の理由から、当該年度の前半に予定していた実験を後半に実施することになり、データ分析が予定よりも大幅に遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度の前期のうちにデータ分析を終了させ、後期は成果発表に努める。
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