2020 Fiscal Year Research-status Report
前十字靭帯再建術後アスリートの反応時間の遅れに着目した新たなスポーツ復帰指標作成
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20K19508
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
大路 駿介 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (80778308)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 前十字靭帯再建術 / スポーツ復帰 / 反応時間 |
Outline of Annual Research Achievements |
膝の前十字靱帯(Anterior Cruciate Ligament: ACL)損傷はアスリートに多い代表的なスポーツ外傷である。スポーツ復帰を目指すアスリートの80%以上は“元の競技レベルのスポーツに復帰すること”を目的にACLの再建術を受ける。申請者はこれまで、再建術後アスリートのスポーツ復帰阻害要因を明らかにするための研究を遂行し、診療に還元してきた。その中で、元の競技レベルのスポーツに復帰できていない再建術後アスリートは、非予測的な刺激に対して下肢を素早く動かす反応が非術側に比べて術側で遅れることを確認した。反応時間はスポーツにおいて重要な因子であるが、再建術後アスリートを対象に分析した研究はこれが最初である。 本研究ではまず、再建術後アスリートの非術側下肢と比較した術側下肢反応時間の遅れが、健常アスリートの左右差を超えるものかを確認する。次に、汎用性の高い反応時間測定デバイスを開発作成し、再建術後アスリートの反応時間を測定する。そして、諸パラメーターも含めた総合的な分析によりスポーツ復帰の可否との関連性を明らかにする。 本研究ではACL再建術後のスポーツ復帰の可否と反応時間の遅れとの関連を明らかにして、リハビリテーションに活用することでスポーツ復帰の割合を高めることを目指す。 本年度は新型コロナウイルスの影響により研究推進に遅れが生じており、対象者の計測が困難であった。研究計画を再考しており、令和3年度からの計測開始を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響により研究遂行に遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度に本研究計画について所属先倫理委員会の承認を得る。その後に研究参加者をリクルートし計測を開始する。
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Causes of Carryover |
昨年度は新型コロナウイルスにより研究推進ができなかった。そのため対象者のリクルートや参加に対する謝金等が発生しなかった。これらを翌年度分として請求する。
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