2020 Fiscal Year Research-status Report
肥満者の食後中心血圧を改善する運動プログラムの確立
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20K19511
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Research Institution | Ryutsu Keizai University |
Principal Investigator |
吉川 徹 流通経済大学, スポーツ健康科学部, 助教 (90826257)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 身体活動 / 有酸素性運動 / レジスタンス運動 / 大動脈血圧 / 糖負荷試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
心臓近位の大動脈における「中心血圧」を低下させることは、循環器系疾患の予防において非常に重要である。中心血圧には日内変動があり、近年では食後における中心血圧が注目されている。本研究では、研究課題Ⅰで「肥満者における一過的な有酸素性運動またはレジスタンス運動が食後の中心血圧応答に与える急性的な影響」を運動強度に着目して明らかにし、その結果から導き出されたトレーニングプログラムに基づいて、研究課題Ⅱで「肥満者における定期的な有酸素性運動またはレジスタンス運動が食後の中心血圧応答に与える慢性的な影響」を明らかにすることを目的としている。 当初、2020-21年度に研究課題Ⅰを、2022-23年度に研究課題Ⅱを遂行することを計画していた。しかし、2020年度は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延に伴い、感染拡大防止の観点から、ヒトを対象とした研究活動が大幅に制限された。計画通りに研究を遂行することはできなかったが、研究に必要な物品の準備や予備検討は順調に進んでいる。今後、国内における感染状況を鑑みながら、参加者を募集して研究を遂行していく。まず、肥満者における単回運動が食後の中心血圧応答に与える影響を運動の様式と強度に着目して検討する。具体的には、「低強度長時間の有酸素性運動」「高強度短時間の有酸素性運動」「座位安静」の3条件、および「低強度高回数のレジスタンス運動」「高強度低回数のレジスタンス運動」「座位安静」の3条件を設け、それぞれランダム化クロスオーバー試験を行う。一過的な運動または座位安静の後において、食後の状況を模擬する方法として確立された75gブドウ糖負荷試験を実施する。糖負荷試験の前(空腹時)、60分後、120分後に中心血圧の測定および採血(血中グルコース濃度、血中インスリン濃度などの測定)を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの感染拡大により、ヒトを対象とした研究活動が大幅に制限されたため。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は、感染対策を講じながら、安全を確保できる範囲で研究課題Ⅰに取り組む。
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Causes of Carryover |
購入した物品の納品が遅れ、次年度に計上されたため(差額の123,940円は2021年4月に使用済み)。
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